当時は、「ジミー・ペイジ」って誰?、「ポール・ロジャース」ってどんな人?てな感じで、思い切り「ロック初心者」だった私ですが、今聴いてみても、なかなか良いです。★★★★★(星5つ)には届かないものの、「良質なブリティシュ・ロック」サウンドです。①「FORTUNE HUNTER」は、★★★★★(星5つ)。②「CADILLAC」もスローなナンバーですが、雰囲気出てます。ただ、③は「ASIA」みたいな売れ線狙いの曲なのと④は「リック・デイビスのスーパートランプ」みたいなサウンドで、「二番煎じ」のような印象が拭えないところが残念。⑤(昔のレコードのB面)から、また「ブリティシュ・ロック」サウンドに戻ります。曲順が違っていたらもっと印象の良いアルバムに仕上がったように感じます。(それでは70年代のアルバムになってしまうかもしれませんが・・・)
個人的に、「アルバム全体の完成度」としては、この「2作目」の方が高いように感じます。ただ、残念ながら「両巨頭」が揃っても、「ツェッペリン」や「バド・カン」を超えることはなかったように感じます。「トニー・フランクリン」のベースも魅力的です。