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ほおずき地獄―猿若町捕物帳 (光文社時代小説文庫)

価格: ¥500
カテゴリ: 文庫
ブランド: 光文社
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ボリュームの割には奥深い ★★★★☆
吉原の「お玉」の話が虚実交じった不思議な感じで進み、
並行する千陰の縁談は、はねっかえり娘に振り回される。
二つは全然関係ないのに、近くをすれ違うような感じを持っていて、
それをまとめるような結末が良い。
「おいおいっ」という縁談の結末に次作品が楽しみ。
こんな犯罪 ★★★☆☆
 「猿若町捕物帳」シリーズの第2弾。
 今回は吉原が舞台。巴之丞、利吉ら猿若町の面々も絡んでくるが、やや影が薄い。
 玉島千蔭の見合い話なんかも出てきて楽しかった。
 私は、あんまりこの著者の作品は評価しないのだが、本書は満足すべき水準に達しているのではないかと思う。思いもかけない結末だし、動機のグロテスクさも味わいがある。読後感の嫌さ加減も充分。
 あとは、著者の独特の美意識に付いていけるかどうかだ。
吉原の持つ性質が色濃い ★★★★☆
ほおずきを残してゆく幽霊、
どこかに閉じ込められているおたまという少女
白髪の夜鷹、死んだ夫婦の一人娘…
切れ切れに語られる様々な謎。
その謎はどこを向いているのか、縺れた糸を解した先に見えたものは
悲しい物語、そして事件の真相だった。

200ページ足らずの短い物語、
短い物語を莫迦にするわけではないけれど、

ページの薄さは、往々にして内容の薄さに繋がる…
しかし、この物語はその短さを全く感じさせない。
それこそ莫迦のように分厚い物語を作り上げるのも良いが、
短くても作り出せる深い物語があることを再認識しました。

舞台は吉原、艶っぽく色気を感じる物語。 
しかし、悲しい、やりきれないのは、
それも吉原が持つ性質故かも知れません。