テリー伊藤のズバリ！本質を突いた意見を読みたくなって購入。
しかし中身は明らかな提灯記事。
いつからこんな本を書くようになったんだ！？
見損なったぞ。
反省しろ！

いいじゃないですか。
読んでて面白く、気持ちよかったですよ。

日本の自称「モータージャーナリト」の提灯（チョウチン）記事、
又は大トヨタに睨まれるの怖くて、
「、、だが、欧州車がかもす官能性はＧＴＲにはまだ備わっていない、、」
なんてワカッタヨーナワカンナイヨーナそんな記事を
自動車専門雑誌で読まされるよりズットいいですよ。

氏はメーカーに好かれる必要性の無い、純粋車好き変態ですから
カラッとした情熱と正直さが溢れていて爽快でした。

あご、足、枕（飯接待、御車代の名目の金、宿泊代）付きの試乗会なんて
参加しないし、欲しがらない人の書く「クルマ本」って日本に少ない中で
氏のクルマに関する文章って稀有な存在と思います。

お馴染みテリー伊藤さんの自動車解説本。
車好きのテリー氏ならではの視点で書かれており、内容は、ほぼ一貫してGT−Rへの情緒的賞賛。

「自分を信じている人が似合う車だ！」テリー氏は、GT-Rをこう評する。

自動車評論家諸氏の書く技術的解説や、ほめ言葉オンパレードの解説と異なり、
「とにかく目立つところを走ってくれ」
「GT-Rは日本の文化を表すのだ」等、相変わらず、軽いのりで書かれているので、堅苦しくなく一気に読める。

テリー氏の車への、そしてGT-Rへの熱い思いが伝わってくる一冊だ。
まさか、テリー伊藤氏の本にGT-Rの技術的解説を期待している人はいないだろうから、これはこれでOKだ。

でも、テリー氏が実際に運転して感じたフィーリングをもっと伝えてほしかった。
（ほとんど自分では運転しないで書いているように感じられるので、★2つ減）