また新作がでてうれしい
★★★★☆
前作、「Beyond Good and Evil」は、復活作ということもあっただろうし、バンドの「まだまだやってやるぜ」という気迫がガンガン伝わってくるヘビーな作品でした。このアルバムはヘビーな作風ではなく、それよりは落ち着いた音楽やっています。いままでのアルバムの中で、雰囲気は「The Cult」に一番近いです。当たり前といえば当たり前だけど、長く生き残っている、ということは突出した才能、や実力があるわけで、そんな人たちの作ったアルバムだから、楽曲はどれもよいです。中でもお気に入りは1と4。次はどんなアルバム出してくれるのかな。楽しみにまっています。
ラフでシンプル。原点に返った2007年作。
★★★★☆
Barcode: 016861796020. US Limited Edition だ。レギュラー・トラック(Disc 1)は、10曲のみ。未収録曲・別ヴァージョン・デモの計5曲をボーナス(Disc 2)で同梱している。日本盤ボーナスを一切認めず、洋盤初回盤限定の拡張仕様のため、ファンはどうしても本国盤を買わねばならなくなった。
前作「Beyond Good and Evil」は、分厚いヘヴィ・サウンドで覆われ、楽曲はとてつもなく高品質だったが、「らしくない」サウンドではあった。本作は逆に、楽曲は普通に良い程度だが、ラフでシンプル。リフを放り出したようなパンクな演奏と、甲高く独特の美を宿すヴォーカルによる、いつものサウンドに戻っている。
イアン・アストベリーの声の艶が、少しなくなったかなぁ? と各所で言われているが、サウンド…プロデュースのせい、という感じもする。年齢から来るものか、ライヴを見てみないと分からない。
「楽曲は普通」と書いたが、元々、確固たるサウンドを持っているバンドゆえ、「歴史に名を残す名作」ではない、というだけの意味だ。1, 2, 6, 9 あたりは、定番の秀曲で、このサウンドが好きなら、買っても問題ないはず。たくさんの名曲を残してきたこのバンドとしては、★3.5個といったところだが、豪華盤による加点で★4つかな。
戦い続けるんだよね
★★★★★
「ELECTORIC」が発表されたのが1987年。オイラは高校生だった。あれから20年の月日が流れたがザ・カルトは今もロックし続けている。音楽シ-ンもすっかり様変わりしたが、こうして新作をだしてくれるだけでいい。イアンの歌とビリ-のギタ-があれば枯れかけたオイラのアドレナリンも勇気も奮い立つんだ…
とはいえ、新作「Born Into This」はいいですよ^^「ELECTORIC」を20年経った今も聴き続けているんですが、あの音が頭に染み付いて離れなくて…またいつかあの痛快なハ-ドロックをやってくれるんじゃないかと20年間待ち続けていたのが本音でした。似合わないヘビ-メタルや時流に乗ったグランジロックをやったりと、がっかりさせられてきたけれど、今回は満足してます。ショッキングピンクにあしらわれたジャケットもインパクトあってテンション上がります。
音楽シ-ンを生き抜いてきたロッカ-のふっきれ具合がいいカンジです。オイラもサバイヴしていかなきゃ