雰囲気がちょっと神秘的
★★★★☆
知ったかを気取るつもりはないが(クラシックに詳しくないから勉強中)、スティーブ・ライヒのファンなので聴いてみたらちょっと宗教音楽みたいだった。「ダニエル・バリエーションズ」。
ミニマル音楽に興味があって、でもグレゴリオンチャントとか宗教音楽は興味無くって、ポップな方がいいなというお方なら、「ディファラント・トレインズ」のほうがいいかも。この曲は、「ディファラント・トレインズ」ほどポップではなく、「18人の音楽家のための音楽」ほど聴いていてわかりやすくもないんじゃないかと思う(断言しないけど。「18人の」は聴いていて、素人でもよさが分かりやすい)。
ダニエル・ヴァリエーションズは、もっとオーケストレーションが入っていて(普通のクラシックぽい)、しかしなんか聴いたことが無い荘厳な、不思議な、神秘的な雰囲気に包まれている。これはこれで流していて、雰囲気がある。「ディファラント・トレインズ」というのは電子音?かな、シンセサイザーっぽい加工音が目立つ構成になっているけど、この「ダニエル・ヴァリエーションズ」は、シンセサイザーの代わりに、聖歌隊みたいな合唱と、ライヒの個性的なオーケストレーションが別世界に連れて行ってくれる・・かもしれない。