古くて 新しい 試み
★★★★★
フリーマーケットは日本各地で行われているけど,一箱古本市はまだ全国版の市民権は得ていない。
しかし,人と人,人と知を結びつける楽しげなこの一連の試みは,きっと日本に新しい動きをもたらしてくれるに違いない。
ボクも一箱古本市をやってみたくなった。そして住んでいる町の閉塞感を何とかしてみたいと思った。
仕掛け人が綴る一箱古本市の楽しさ
★★★★★
■著者は二十代の頃ゆまに書房で《宮武外骨雑誌集成》という大部の復刻本を手がけた名編集者で現在はフリーの物書き。「一箱古本市」は著者が2005年から東京で始めたイベントで商店の軒先等を借りてダンボール箱の手持ちの本を販売する催しをいう。今では日本各地に広がり、読書や古本に接する楽しさを人々に提供している。本書は仕掛け人が綴る最良のガイド本だ。小西の談話も少し登場します。
当店も参加したことがあります
★★★☆☆
第何回目だかの一箱古本市に当店も参加したことがあります。あいにく雨がふってきて3時間くらいしか営業出来ませんでした。立石書店さんと一緒にやらしてもらいおもしろい思いをさせてもらいました。最近の谷根千でやる本家一箱古本市はなんだかこじんまりとまとまとまって街を廻遊する方がすくなくなり街起こしの側面はとくに秋の方で少なくなってしまった観があります。この本の精神で「改」をつくってほしいものです。
とんでもなくパワフルな男=南陀楼綾繁さんのエネルギーは一箱古本市にだいぶ注ぎ込まれています。彼がやっているブログ・本・トークショー・一箱古本市というメディアミックスはマスコミを震撼させるところには永久にたどりつけないですがそれが楽しさかもしれません。これからも楽しい本の執筆を心待ちにしております。
2010年の春の本家一箱古本市は4月29日と5月2日におこなわれました。最近ちょっと谷中方面に箱が偏っているいるような感じです。根津方面も大家さんを開拓してください。