優しいくまのお母さんとかわいいこぐまと、秋がいっぱいの素晴らしい絵
★★★★★
秋も深まったころ、お母さんぐまとこぐまは「ふゆごもり」の準備。初めて「ふゆごもり」するこぐまは何もかも楽しくて不思議で…… 。
お母さんぐまの賢さと優しさとたくましさを見て、こんなお母さんこそ最高だなあ、と思わずにいられません。晩のごちそうもおいしそうだけれど、「こんなにたくさんたべものをくれた もり、はやし、かわ、ありがとう」というところが、胸にじんときます。絶対忘れてはならないことですよね。
そして、お母さんはこぐまのオーバーから、お友達のぬいぐるみを作ってくれて、こぐまはその子たちと一緒に長い眠りにつく……。楽しいのに、心がだんだん静かになってくる不思議さ。読み聞かせているうちに子どもは眠ってしまうから、お休み絵本としてもおすすめ。
おさえた黄色と茶色で、深まる秋を美しく描いた片山健さんの絵も最高です。
お気に入りの一冊
★★★★☆
片山健さんの絵が大好きで買いました。読んでみると子どもにもお気に入りの一冊になりました。
ふゆごもりの様子が絵でとってもかわいく描かれているのが、楽しかったようです。
もうすぐ寒い冬がやってくるけれど、ほかほかあったかいお部屋でいろんなことしてるうちにねむくなっちゃったって、
かわいい。
子供のために
★★★★★
息子が、通っている保育園から借りてきて返したがらない(汗)
毎晩、読み聞かせを要求するんです。
そんなに好きなら、持たせてあげよう・・・と
入手させて頂きました。
ゲーム欲しがるより、まあいいかな・・・。
すてきなお母さん
★★★★★
熊の親子が冬ごもりのしたくをするお話しです。
小熊も一生懸命手伝って木の実を集めたり綿を摘んだりします。
でも、小熊が集めたものはたとえば食べられない木の実だったり、綿はどろんこだったりするわけですが、
お母さんはちゃんとその木の実も綿も充分に活用してくれます。
お母さんは蜂の巣に果敢に挑んでどっさりハチミツを集めたり、
出かける前にはちゃんと髪(毛??)をブラッシングしたり、
夜には誰かにお手紙を書いていたり、とても素敵なお母さんです。
この絵本を読むと、大掃除がすっかり終わってお正月の準備も整って、
後はゆっくり新年を迎えるだけ、っていうあの充足感をいつも思い起こします。
どのページにも片山健のあたたかくすばらしい絵が満ち溢れています。
お手製のお人形を並べて、親子がお茶を飲む場面がありますが、お人形の分もちゃんとお茶があるんですよ。
とても幸せな気持ちにさせてもらえる絵本です。
クマさん親子の楽しく心温まるお話です。
★★★★★
冬眠の準備で大忙しのクマさんママが、コグマを連れてふゆごもりの仕度に出かけます。おちゃめなコグマと優しいママ。親子の会話にも心が温まります。年長の娘も森の様子を描いた各ページがお気に入りのようで何度も見返しています。コグマがお友達と遊ぶ様子は、とても楽しそう。冬を忘れてしまいそうなホクホク気分になれる絵本です。