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若草色のポシェット (光文社文庫)

価格: ¥500
カテゴリ: 文庫
ブランド: 光文社
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爽香シリーズはここから始まった ★★★★★
毎年、一年に一度刊行されている杉原爽香シリーズ。殺人事件モノがメインですが、爽香をはじめとした人間関係が毎回面白くて続編を読みたくなると思います。この本では15才ですが、今年で22作目で37歳になりました。青春学園モノから成長して此処まで来ました。さて、何歳までこのシリーズが続くのか楽しみです。
長い物語のはじまり ★★★★★
中学3年生杉原爽香と新任教師安西布子の爽やかな出会い。
数日後、行方不明だった友人久代から爽香への突然の電話が。
待ち合わせ場所となった中学校に布子とともに急行するが、、、。

毎年一冊ずつ刊行され、主人公をはじめとする登場人物が一歳ずつ私達の世界の時間軸とともに成長するストーリー。
一作一作もそれぞれおもしろいのですが、シリーズ全体が全てつながっているため登場人物たちの変化が強く感じられてとても惹きつけるものがあります。
今作は今後の十数年に渡るストーリーのはじまりとなる物語で、必読の一冊です。
幸福・不幸・希望・絶望あらゆる思いをかみしめて生きてきたヒロインが、それを受け入れ、強く生きてきた生き様が素敵でこんな風にに生きられたらと思うことがしばしばあります。

悩んでいるときにおススメの作品です!
これを読んでしまうと… ★★★★★
赤川次郎さんの噂の人気シリーズの一話目です。シリーズとしては、多分「三毛猫ホームズ」の次に巨大なのではないでしょうか。

15歳から始まり、主人公や登場人物がみんな一年づつ歳を重ねていく…。
素晴らしい、しかしとても困難に思えるこの画期的な取り組みに、赤川さんはいとも簡単なように(?)読者をとりこにしてしまっています。

簡単なように…と言うのは、登場人物が本当にリアリティがあり、読者は主人公・爽香と友達のような、また時には自分の分身のようにすんなりと身近に感じることができるからです。

爽香は、決して特別な子ではありません。(事件に遭遇する“確率”は特別ですが…!)誰しもが抱える悩みを持って、ひたむきに生きています。本当に生きているような気がして、爽香の代わりに文句を言いたくなることもあります。爽香の喜びを分かち合ってしまうこともあります。

そしてこのシリーズの、というか赤川次郎さんのすごいところは、関わり合う様々な人間の洞察力、というか描写の繊細さにあると思います。みんな、自分勝手になったり、柔らかくなったり、人を許したりします。現実と同じなのです。

またさらにそういった人間模様とミステリーが同居しているということに驚きます!

この一冊を読んだら、もうその後の爽香の成長を見過ごすことは出来ないでしょう!!

爽香デビュー ★★★★★
赤川さんの作品の中で、個人的にはこの爽香シリーズが一番好きです。爽やかというあだ名の通り、元気いっぱいの好感の持てる主人公です。

毎年、一冊だけ出版され登場人物も一歳だけ年をとるというかたちもおもしろいですね。全部読まなくてもストーリーは理解できるようになっていますが、この第一弾は必ず読んでほしいです。今後の爽香の人生を左右する人たちに出会う記念的作品です。

杉原爽香、15歳 ★★★★★
読者と共に主人公が歳を重ねる「杉原爽香」シリーズ第一弾。このとき爽香は15歳、中学3年生です。その名のとおり爽やかで不思議な魅力のある彼女に、とても好感が持てます。この「若草色のポシェット」で友人の死に出逢ってから、爽香は毎年事件に巻き込まれることになります。いつも誰かの世話を焼いてしまう性格から、これから先いろいろな悩み・苦労を背負ってしまう爽香ですが、この頃はまだ若く、初々しい印象を受けました。
このシリーズはとてもリアリティがあり、爽香の魅力も合わさって、いつの間にかストーリーに引き込まれてしまいます。彼女の後の夫になる二羽明男、親友の浜田今日子、担任の安西布子先生もそれぞれに個性があり、この話の見所のひとつになっています。

そよ風のような!少女は、今も歳を重ね、今年爽香は30になりましたが、その爽やかな気質は少しも変わっていません。