デカダンス
★★★★★
特に気に入った曲は「1.Determind」「3.HAPPY?」「4.IMN」「7.Choises」
ファーストやセカンドアルバムから実に大きく成長したものだ。どのバンドも辿って行く道ではあるが、サウンドは洗練され無駄がなく、1曲の中に流れが存在し飽きさせない。
何といってもヴォーカル、チャドグレイのシャウトは絶妙であり、「4.IMN」で極限に達する。このアルバムの最大の特徴であろう。
また、歌詞も非常に攻撃的であり、「7.Choises」では反社会、反政府的な内容も見られ、米ヘヴィメタル思想に適っているので聴き応えは十分だ。
興味のある人は「1.Determind」「3.HAPPY?」のPVも必見
しびれます!
★★★★☆
3曲目のHAPPY?が1番のお気に入りです。とても激しいサウンド
に混じって時折、心地よいメロディーが流れ、聞いていてとても
爽快です。8曲目のForget To Remember は映画『SAW 2』の
エンディングとしても使用されており、これもカッコイイ曲です。
一聴の価値大有りです!
もはや一つのジャンル
★★★★★
本当にありえないくらいすばらしいです!三作目にしてこのまとまり具合はすごすぎます!DIGのPVで一目惚れをしてからずっとこのバンドを追っていますが、どんどん良くなって行きますね!今作は二作目の「狂気的な悲しさの曲」にさらに悲しさを足したかんじです。DETERMINEDやHAPPY?にすごく「らしさ」を感じ、おもわずニヤリとしてしまいました(笑)一曲一曲もさることながらCD全体の構成としても文句無しです!どういう風に育ったら彼らのような感性がつくのか、いつも不思議に思います。必聴です!
鋼の泣きじゃくり
★★★☆☆
ギャーッツと叫んで、バャーと叫んで、ギャーッツ。泣きじゃくりながら「子どもの頃俺を拘束した悪魔」を撃っている「ロスト・アンド・ファウンド」。なんと力強い叫びなのだろうか。的確に「子どもの頃俺を拘束した悪魔」を把握している。その攻撃の精度も高い。しかし、「子どもの頃俺を拘束した悪魔」もさるモノ引っかくモノ、反撃もきっちりくる。マッドヴェインの心臓を突く。脳が破られる。全身に地震と雷が溢れかえっていることが良く分かる。それでも怖いけれどもノンなのだ。悪魔にノンの意志を明らかにするために、激しく泣きじゃくっている。強がったりしない。コワイものはコワイ。ただ、マッドヴェインは泣きっぱなしじゃない。頭脳に満ちる思考が炎となっていることが伝わってくる。そのためにアタシには強烈な泣きじゃくりが、悪魔を撃つ鋼の剣となっているように見える。ロックと演歌、ロックとブルースの決定的な差がここにある。そこへリズム。ドラムスのそれではない。雁字搦めに抑圧されているアメリカ人の自律と自由の点滅である。弱拍で自律。強拍で自由。自律・自由が連鎖し打ち乱れる八連拍の点滅である。悪魔の悪辣に抗するヒトの自律意識と自由意志の溌剌の律動である。アメリカンロックの一つの達成といえる。
なかなか聞きやすくていいですよ
★★★★☆
全曲通して聞きやすくて、中だるみはしません。ボーカルの声もとても個性的で、個人的に大好きです。
わたしが中でも良いと思った曲は「Determined」「Happy?」「IMN」あたりが。星4つの理由は1stのようなハチャメチャさがないところ。
このバンドは年が経つごとにビジュアルもメロディも丸くなっていっている気がしますね。その中で「IMN」の後半部分は荒々しさがあってよかった。
最近のへビィ系に張りがないと思った方は是非購入ですね