他の本とは、少し違った視点
★★★★☆
具体的な変化という意味ではありませんでしたが、
こういう形の成功法則もあるのか〜、と感じました。
「いったい何をしたら幸せな人生を生きることができるのだろう?」
よくそう考えていました。
しかし分からない。
もう、6年以上前ですが・・・・
きっかけはこの本がくれました。
この本のおかげで、過去経験してきた人生を振り返ることができました。
大切なものとはいったい何だったのか?
そのヒントがこの本にありました。
タイトルを見ると、「7つの習慣」によく似ていますので、
「随分あんちょこで、いかがわしいな〜」とも思いましたが、
内容は松永氏のオリジナルです。
さまざまなカウンセリングの体験から得た
松永修岳氏独自のビジョンを見つけるコツがここにはあります。
なぜ、人と違うアプローチができるのか?
松永修岳氏の生き方からその理由は伺えます。
予知能力(受験勉強をせず、鉛筆倒しで大学合格)の芽生え、
大学在学中には運命学を学び、さらに哲学、東洋医学、ヨーガと広がり、
卒業後は就職をせず、神道、修験道、と学ぶ場を移し
最終的に弘法大師空海に共感、密教の修行の世界に飛び込みました。
密教の大護摩を奉修する時には、1万人以上の人が招福を願い集いました。
しかし、他人の幸せを願っても、そのすべてを救うことなどできません。
「なんとかできないのか?」その思いが凝縮して、究極の荒行と言われる
「千日回峰行(せんにちかいほうぎょう)」に入行しました。
その120日目真夜中の養老山中で
決して言葉では表現することも伝えることもできない
「 何か」が起きました。
それは絶望の極致で起きた「真実」でした。
その「真実」を下山して信者にこう語りました。
「ひとりひとりの生きざまが根底から変わらなければならないのです。
自分自身で運命を切り開いていく力がやってこなければなりません。
しかし、組織宗教は支配と依存の道です。これは間違っています。」
初めて真実を見つけ、その言葉を語りかけた時、
信者は去っていったのでした。
その体験から出たエッセンス
第一の真実、 ビジョンが人生に意味をもたらす
第ニの真実、 ライフワークを確立することで貢献が生まれる
第三の真実、 家庭内の親密さを育むことで新しい未来が生まれる
第四の真実、 信頼関係を育める仕事が人生の密度を高める
第五の真実、 本音を語り合える友人がいることで人間は大きく成長をする
第六の真実、 住環境・職場環境を改善することで運命は変わる
第七の真実、 自然な身体の欲求を認めることで至福の扉が開かれる
第八の真実、 意味のあるお金の使い方を学ぶことで人間性が高まる
この本にある各章の「エクササイズ」、
これを一通りやるととても時間がかかります。
自分の内面を見つめると、その後の人生をどう生きていいのか分かってくる。
表面的に「経済の豊かさ」「恋人との結婚」「夫婦の円満」を願っていても
良い解決法は出てきません。
自分の内にある「素顔の私」と友になり、
「何が“したい”のか?」を心ゆくまで尋ね、
素直な心に従う。
はっきりとした答えは出ないかも知れませんが、
内面を見つめるという意味で大変貴重な時間と体験になるのではないでしょうか?
また、心の成長に伴って、新たに氣づくこともあります。
自分が何を“したい”のかが分からなければ、自分はおろか、
他人もどのように力を貸せば良いのか分かりません。
夢に近づくためには、“したい”ことを明確にすること。
それが、自分の“舵”になってくれます。
それが、他人の“応援”になってくれます。
価格以上の価値。
試してみては。