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太鼓歌に耳をかせ―カリブの港町の「黒人」文化運動とベネズエラ民主政治

価格: ¥2,940
カテゴリ: 単行本
ブランド: 松籟社
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「論文」か? ★★★☆☆
これはもともと博士論文として提出されたものらしいが、「論文」というよりはルポルタージュであろう。
文章や章の構成が構造的ではなく、立証性に欠ける部分もあり、ベネズエラという日本ではあまり紹介されていない国を知る上で難解な点もみうけられた。さまざまな知識人の理論をただ並べるだけではなく、じっくり吟味し、一般の読者にわかりやすいように提示することも大切ではなかろうか。
ベネズエラという国がよくわかる物語 ★★★★★
ベネズエラのカリブ海に面した町・プエルトカベージョ。この町の人々が「サンミジャン」地区の祭りを通してアフロベネズエラ文化を復興し、地域社会づくりを進めていく物語が描かれている。ついつい引き込まれて一気に読んでしまった。

物語とはいっても、内容は著者の綿密な現地調査に基づいている。当事者へのインタビューから、歴史的事実の背景も知ることができ、興味深い構成になっている。

ベネズエラの政治は、文化復興や地域社会づくりにも大きな影響を与えているが、チャベス政権下での文化政策についても事実が淡々と述べられている。安心かつ冷静に読み進めることができた。

地に足のついたベネズエラ紹介本としてお薦めです。