fallout, fallout never changes...
★★★★★
一足早くアジア版を購入しました。理由は原語でプレイしたかったからです(前作は日本版をプレイしました)。
前作ファンの方の中には、既にNew Vegasの海外レビューや海外ユーザーレビューをチェックしている方も多いと思います。
今作は賛否両論、概ね好評ですが、レビューで取り上げられている様々な批判が気になる方も多いと思うので、
実際プレイしてみて批判は本当なのかどうかを情報提供できたらと思います。(現在20時間程プレイ 未クリア)
以下主要な批判に対するコメント。
○「Fallout3」の新作というより拡張版?という批判について
私は前作は本編しかプレイしておらず、DLCは一切やっていません。そのためこの批判については判断が難しいです。
つまり、DLCを5つ全てやり込んだほどのファンの方にとってみると、本作は目新しさを欠くのかもしれません。
それほどNew VegasはFallout3の基本システムを忠実に継承しているのは事実だと思います。
しかし、今作の「派閥」制度はとても秀逸で、前作がSFチックなのに対し、今作は現実的な勢力争いが主軸で、前作以上のリアルな世界観を作り込んだと個人的に考えています(まだ途中ですが)
この派閥制度によってクエストが多様化しましたし、フィールド自体もFallout3とほぼ同じ規模の広大さなので、前作で感じたRPGならではのワクワク感は前作に全く劣っていないと思います。
○エンジン、グラフィックともにdated(古臭い)?という批判について
エンジンは前作と同じ、あの違和感あるキャラクターモデルも前作と同じです。
キャラモデルはTPS時の走り方が一部改悪した感はあります。(しかしアサルトライフルとハンドガンを持って走る時のモーションは改善しました)
ファンの方ならキャラモデルだけで萎えてしまうということはないはず。Falloutの魅力はキャラモデルではないですからね。
グラフィックは前作と基本同じですが、今作のほうが風の表現が秀逸。そもそも前作の時点であのフィールドの広さに対して十分綺麗なわけですから文句はでないレベルだと思います。
○バグが多すぎる(glitchy)?という批判について
前作とどっこいどっこいといったところでしょうか。前作のバグが耐えられなかった方はキツいかもしれません。
しかし、海外のレビューは誇張しすぎです。1時間ごとにフリーズするとか岩にはまるとかは明らかに誇張。
ちなみに20時間程プレイしてフリーズ1回、岩はまり0回、時節重くなってスローになるしばしば、といった感じです。
長時間プレイすると重くなってきてスローになりやすくなるようです。
以下、今作の見どころについて小コメント。
○ハードコアモード
一日飲まず食わずになるだけで死ぬのかと思ったら違いました。RADのメーターと同じメーターが水分、食事、睡眠の三種類加わります。そこまで神経質になるほどではありません。
ただ、前作であまり意味をもたなかったfoodやwaterに意味づけを与えた点で革新的。サバイバル感がぐっと出ます。
○コンパニオン
いちいちコンパニオンと会話をしなくてもコンパニオンホイールで命令を出せるのはストレスが減ってgood。コンパニオンが倒した敵の経験値も自分のものになるのが改善点。
前作は経験値をもらえないせいでコンパニオンと共闘というよりコンパニオンと競って敵を倒してた感がありましたから・・・今作は共闘感very good!!
○派閥・生息地
NPCの派閥もさることながら、まだレベル13の段階なので断定はできないのですが、どうやら野生の動物たちも生息域があるような気がします。前作はメガトンを出てすぐ出くわす敵が、レベルが上がるごとに手ごわい敵に変わっていきましたが、今作はレベルが上がっても弱い敵が特定のエリアにいるような。個人的に生息域という概念があると世界観がぐっと深まる気がします。
総評
私の感想としてはFallout3に勝るとも劣らぬ傑作だと思います。Red Dead Redemptionをプレイしていないので比較できませんが、今年のGame of the Yearは果たしてどうなるやら。
(RDRになるのかもしれません)
長文で申し訳ありませんが、日本版を買う前の参考になればと m(_ _)m