今回もありきたりな話のように見せて
最後の最後に普通の探偵小説とは違うところを見せています
しかし、ビーフ巡査部長、ビールとダーツが好きですな
内容は、地方都市の学園で生徒の死体の発見、関係者への訊問、遠く離れた場所で似たような状況での死体発見、関係者への訊問と続き、起伏に乏しい。それでも探偵役のビーフ巡査部長のユーモアあふれる、というよりスラップスティック・コメディー的言動が楽しく、読み進めることはできるのだが、それでもやっぱり少し退屈気味。
それが、もったいぶった態度と大げさな身振りで語る巡査部長の謎解きで、おおっ! と感心させられる。
なかなかやるじゃないか、レオ・ブルース。