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スローライフ100のキーワード

価格: ¥1,890
カテゴリ: 単行本
ブランド: 弘文堂
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人生を見つめなおすきっかけになる ★★★★☆
何かと生きづらさを感じている人におすすめしたい。もう少しゆっくりでもいいんじゃないか、そんな価値観を与えてくれる本。
100のキーワードに分かれていて読みやすい。文字を追っていくだけで、時間がゆっくり流れる。

理想と現実のギャップがあるから、全てに共感できるわけではないが、この本を読んで自分の身近なスローを考えてみるといいだろう。
内容であえて苦言させてもらうと、スローに絡めた造語が頻繁に出てくるのが煩わしいことと、ファストフードへの警鐘としてマクドナルドだけが槍玉に挙げられている点。いずれも読みやすくするための工夫と思いたいが、ちょっと行き過ぎに感じた。

内容的には、後発で出版された「ゆっくり」でいいんだよ (ちくまプリマー新書)と被るものが多い。
読むならどちらかでいいと思うが、参考書籍や関連人物は本書が充実している。
ブックガイドとして素晴らしく充実 ★★★★★
100のキーワードという体裁通り、
誰もが自分の関心に沿って、いろいろな入り口から入っていけるとても親切な本ですが、
同時に各項目では、さらに掘り下げたい読者のために、古典的な著作が参照されているので、
本格的にこの問題を考えたい、あるいはそういう方向に人生の舵を切っていきたいひとのための
格好のブックガイドになっています。これをきっかけに、どんどん知見を広げていくことができそう。
スローな生活こそ古来人間的なもの ★★★★☆
著者は述べている。いまだ巣食っているのが勤勉の思想であり、怠惰への恐怖と蔑視であると。本編に一貫しているのは環境保護の大切さと、人間が人間らしく生きるために時間をファストからスローに戻すことの重要性である。100のキーワードは説得力がある。効率と成果主義の弊害は誰しもが感じているところだ。

しかし敢えて言うと、スローライフが世に広まり結実するには前途多難だということ。携帯とパソコンは現代生活を営むうえで欠かせないものとなっている。ちなみに著者の関わるNGO「ナマケモノ倶楽部」のアクセスアドレスがそもそも現代社会に生きるうえでのジレンマ(スローを標榜するのにパソコンのHPを開設する自己矛盾)だと私は感じてしまうのだが。

新三種の神器と煽られれば購買意欲をかりたてられる。スローライフ・スローフードを実践するにはまず何を購入して用意すればいいのかとの発想がそもそも本末転倒なのに気づかない。

日本社会に生まれ育った者にとって、この呪縛を断ち切ることがいかに困難であるか。スローライフやスローフードなる言葉がいっときの流行語に終わってしまわないかと危ぶまれてしまうのだ。

100個の中から読みたいものだけ ★★★★★
筆者もいっているように、100あるトピックの中から興味のあるものからよんでいって、あ、ちょっとこれしてみようってすごく身近に考えることができる。自分について考えるきっかけにもなった。バンクーバーにいたときに、すべてがスローだなと感じていたけど、日本でもそう感じれるといいな。