インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

Piano Concerto 1 / Solo Piano Works (Sl)

価格: ¥892
カテゴリ: CD
ブランド: Sony
Amazon.co.jpで確認
   堂々たる音色を持つアルカディ・ヴォロドスが、ピアニストのレパートリーの中でもっともよく知られた名作のひとつ、チャイコフスキーの第1協奏曲に挑戦した。あまりになじみ深いため、じっくりと聴かれることの少ない曲だが、ヴォロドスは細部を吟味し、数々の興味深い部分を強調する。予想されたとおりの力強い演奏で、冒頭の和音の迫力には圧倒されるだろう。しかし、比較的ソフトな楽節を弾くとき、ヴォロドスは素晴らしい洞察力を発揮し、中間楽章はこの上ない天上の調べとなる。そしてフィナーレでは点描画のようなリリシズムを感じさせた後、冒頭の力強さを取り戻す。

   ラフマニノフによる6つの独奏曲は、作曲家およびヴォロドスのさまざまな面を見せてくれる。「メロディ」の穏やかさもさることながら、ヴォロドスみずからが編曲した「イタリアン・ポルカ」の荒々しさといったらない。スピーカーが壊れそうなほどの大音量がさく裂するのだ。チャイコフスキーの方はライヴ録音で、熱っぽいサウンドはやや押しが強い感じだがエキサイティング。小澤征爾とベルリン・フィルはピアニストに引けを取らない力演ぶりだ。推薦作である。(Robert Levine, Amazon.com)