大人のみなさん!大笑い、苦笑いして、肩の力を抜きませんか?
★★★★★
タイトルを見て、この絵本をもしもしつけのために使おう!なんて思っておられるかたがいたらビックリされるかも。
娘の豆嫌いを直そうと一生懸命のママ、あの手この手で食べさせようと提案する交換条件がどんどんエスカレート!
お風呂に入らなくていい、学校に行かなくていい、チョコレート工場を買ってあげる、そし て宇宙、そしてそして・・・
ページを繰るたびに頑固で冷静なデイジーのやりとりが繰り返され息をつかせず、最後にくる顛末で、たいていの大人は、ドキッとしつつ大笑い。
しつけ、教育は親である限り気になる大切な項目ですが、控えておこうって思ってもついつい一生懸命になってしまいますよね。
時には、こんなナンセンス本で頭を冷やして大笑いするのもいいですよ。
オリバーくん
ママだって嫌いな食べ物がある
★★★★★
とにかく絵が可愛くて、色使いがハッキリしているので2歳の娘もお気に入りです。デイジーだけじゃなく、ママにも食べ物の好き嫌いがあるってところが面白い。だから、子どもの気持ちも分かるでしょ?って本の内容には思わず納得させられちゃいました。「ママも頑張って食べるから」とか言わないところが、この本のイイところかな。
異色の存在
★★★★★
食べ物の好き嫌いをテーマにした絵本は数あれど、「嫌いなものもがんばって食べようね」「嫌いなものも食べてみれば平気だった」というような教育的な流れに陥りがち。そんな中ではこの本は異色の存在。
今日もおまめを残したデイジー。ママはあの手この手の交換条件を提示して何とか食べさせようとするが、デイジーは「おまめだいきらい」の一言、乗らない。アフリカ大陸や月や星まで買ってあげようというママに、「そんなに食べて欲しいならば」とデイジーが示した交換条件が「なるほど〜」という感じで愉快だった。
さて、結局デイジーはおまめを食べたのか食べていないのか?どっちかなぁと思いながらいつも読み終える。
こどもは単純明快
★★★★☆
お豆を食べさせたいママにデイジーの答えは簡単。「おまめ、だいきらい」
その繰り返しがずんずんとこちらに迫ってくるような絵本です。面白いのは、ママが芽キャベツを食べられないって事。あんまり最近見ないよね・・・芽キャベツ・・・さらにデイジーがお豆嫌いなのに、ママのイヤリングとネックレスがお豆そのもの(まんまるくて、緑色!)ってのも何か作者の意図するところ?って思ってしまいました イギリスの子どもたちが選ぶ、チルドレンズブック絵本賞 大賞受賞作品です
豆とメキャベツ
★★★☆☆
豆が嫌いなデイジーに、何とか豆を食べさせようとママが出す交換条件が、「アイスクリームをあげるから」に始まり、ついには「地球だって月だって星だって太陽だって」買ってあげる、好きなことを何でもしていい、嫌なことは何もしなくていい、とエスカレートしてゆく様子が痛快。それに対してデイジーは、「ママが(ママの嫌いな)メキャベツをちゃんとたべたら、わたし、おまめをたべてあげる」と冷静に切り返す。母親と子どもが同じ位置に立つ会話のおもしろさがある。絵は、しっかりした輪郭とはっきりした色づかいで見やすく、分かりやすい。「おまめ、だいきらい」と繰り返すデイジーの顔がページごとにズームアップしていく点がおもしろい。一部、床とテーブルクロスの格子模様が干渉しあってうるさく感じる部分があった。