あるようでない素敵な一冊
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アフリカ、コーヒーをキーワードに書籍を検索すると、
専門的な内容のものであったり、はたまたアフリカ国での体験記など
なかなかほどよい感じのものが見つかりにくかったのですが、
この一冊は両方の要素を持ち合わせています。
絵本にもなっていますし、コーヒーやエチオピア文化の情報も同時に得られます。
そしてなにより、写真や絵がふんだんに使われており、
見るのも読むのも楽しい、おしゃれな一冊です。
かわいい一冊♪
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前半はゼフリンさんのかわいい絵本。山羊の絵が好きです。
後半のコーヒー読本の部分はコーヒー好きの私でもとても面白く読むことができ、エチオピアのカフェの文化のレシピなども興味深く、全部作ってみようかな、と思っています。
友達にもあげたい、そんな一冊です。
手元に置いておきたい一冊
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まるごと一冊が、コーヒーをテーマにしたビジュアル本になっています。
右から開くと縦書きの絵本で、「エチオピアコーヒー伝説」が始まります。
ヤギを放牧していた少年が偶然赤い実を発見して人々に伝える、というエチオピアに古くから伝わるコーヒー誕生の物語。エチオピアの新進アーティストによるイラストも新鮮です。
左から開くと横書きで、コーヒーの生い立ちや原木のある森の様子などが、写真と文章で解説されています。コーヒーの原木の写真は、迫力そのものでした。
そのほかにも、エチオピアで使われるコーヒーの道具類、もてなしの作法(コーヒーセレモニー)、家庭でもできる焙煎の方法からコーヒーレシピ、1本のコーヒーの木を花から葉、実まで使い切る方法など、日本では想像できないコーヒーの世界が広がります。
内容の豊かさに加えて、写真もイラストもレイアウトも洗練されたオシャレな一冊に仕上がっているので、手元に置いておきたいですね。