この本の通りに(多少の+αは加えて)したら完走出来ました!
★★★★★
数か月前に本屋でこの本を立ち読みするまでマラソンはおろか、ジョギングにすら
生まれてこのかた興味を持ったことがない者です。
たまたま自分の周りの人たちがジョギング、マラソンを始め出して、自分も参加を
しなければならない空気にだんだんなって来てどうしよう…、と思い悩んでいる
さなかにこの本を発見して少し読んだ時点でこの方法であれば何とかなるのではと
思い購入し、その少し後にこの本に書いてある通りフルマラソンに申込みをして、
参加せざるをえない状況に自分を置きました。
結果はタイトルの通り、制限時間ぎりぎりでしたが何とかフルマラソンを完走する
事が出来ました。
本当にこの本には感謝しています。
基本的には、この本の内容について忠実に実行した事で今回の結果に繋がったと
思いますが、若干の自分なりの注意点を記載させて頂きたいと思います。
≪特によかった点≫
【給水ポイントの使用も控える】
正直自分は約5キロ毎の給水まで給水出来ないとそれだけでも心が折れそうに
なってしまうと思ったので、リュックで持参し背負ってチューブを使って給水を
するという方法は目から鱗でした。
また、これが結果としてゴール閉鎖直前での到着に繋がりました。
【「上りは歩く」、「下りはそろそろ」】
上りを正直に走っていたら途中で疲れ切ってしまったかもしれません。上りは無理
せず逆に体力を温存する様な形で、平らな道や下りで走る事で何とか間に合う事が
出来ました。
≪加えて少しの対応が必要と思われる点≫
【道具の購入費が高額】
この本の通りにシューズ、ソール、CW−Xの上下に始まり、書いてある通りに
馬鹿正直に揃えていくと、とても財布が痛いです。
自分は用具のランクを抑えたり、どうしても出費したくないものは削りました。
(ソールはオーダーメイドでないもの、CW−Xは一番安いもの、など)
ただ、後悔したのはテーピングの数をケチってしまったため当日必要な個所への
量が足りなくなり、ここへのわずかな出費はすれば良かったと思いました。
【練習を全くのゼロにする事について】
本では「本当に練習をしないでください」とのアドバイス(というか注意)をして
いるのですが、自分はあまりにも不安であったため簡単なジョギングを数回しました。
まず、率直に感じたのは1キロ=8分30秒というタイムが意外と身体で覚えにくい
という事でした。
実際に本番ではペースは上がってしまいましたし、上りもあれば下りもあり、著者の
指定したペースを身体が覚えるまでは走る練習をしておいた方が良いと思います。
以上になりますが、この本がなければ自分は完走出来なかったでしょうし、自分に
とっては最良の本となりました。
ただし、この本の通りにやれば老若男女誰にとっても確実に完走出来るかというと
そうではないと思うので、他のマラソン本と同様、自分の状態にあわせたアレンジ
は当然必要だと思います。
読んで1年後の感想→「技術的な部分」は焼き捨てたい
★☆☆☆☆
■初マラソンに向けて地道に練習している人は、終わった後に読みましょう。
とても面白い本です。
しかし、この本のコンセプトは、
「まったく練習をしないで、初マラソンを完走するためのマラソン術」なので、
初マラソンに向けて、地道に練習を積んでいる人は、読まないでください。
惑わされてしまいます。これまでの練習を信じて走りましょう。
終わったあとに、読むことをお勧めします。
■読んで1年後の感想→「技術的な部分」は焼き捨てたい本■
この本を読んだのが、初マラソン参加の2,3週間前でした。
初マラソンに不安だったので、CXタイツ(1.5万円位)、
カスタムのソール(1万円)を購入しました。
CXは走行途中に足が張ったとき、スポンジ水やスプレー式の筋肉消炎薬が
効かない不都合あり。カスタムソールは、私の足に癖がなかったのか、
左足ソールの1/3程度にパットが張ったものでした(期待外れ)。
ハーフ2時間5分の経験で臨んだ初マラソン。4時間30分目標でしたが、
5時間16分でゴール。遅かった原因は、練習なのか?、道具なのか
(CXはひざが曲がりにくく走りづらかった)?自問自答しました。
その後、CXをはかず2回フルマラソンを完走しました。
道具に頼らず、自分の身体で走ったほうが、問題点がどこにあったのか
見つけやすい。
イモトのエピソード部分は面白いけれども、「技術的な部分」は焼き捨てたいし、
フルマラソンの準備をしている人には、読まないことを強くお勧めします。
5時間半という時間は、3時間くらいゆっくり走れれば、その後、歩いたり、
休んだりしてもゴールできる時間です。
かなりゆっくり走っても、途中歩かず(給水所は可)、止まらなければ、4時間半でゴールできます
(浅いえりこの「ゆっくり走れば速くなる」をお勧めします)
一部、試してみました。
★★☆☆☆
マラソンビギナー鈍足女子でございます。
この本の内容を少々、本大会に試してみました。
本にある通り、すべてをきちんと準備わけでは無いですが、少しでも参考になればとご報告をば。
●「キロ8分なら無理なく早歩きでいける」と書いてましたが、私はゼーハー言わないとキロ8分で走れませんでした。
●「テーピングで全身を補強する」これがけっこう難しく、あたふたしながら出発時刻がきてしまって膝下しかできませんでした。ずぶの素人は二時間以上かかると思います。
○「インソールを脚に合ったものに替える」これだけで膝の痛み具合が変わりました。大事ですねインソール。
他にも試した部分はあるんですけど、いまいち効果があるんだか無いんだかわかりませんでした。
推奨されてるグッズもすべて揃えると10万近く使いそうです。
ちなみに私の大会結果は18Kあたりから足首が痛くて走れなくなり、後はひたすら歩いて21K3時間半でした。
私には地道な練習しか道はないようです。
はたして邪道か?
★★★★★
3日間の準備で42.195kmを6時間で完走することに的を絞ったマラソン入門書です。でも、そのノウハウはこれからフルマラソンの大会に出場しようとするすべての人たちにとって大いに参考となる内容でしょう。
フルマラソン未経験者にとって、いくら練習を積み重ね、万全の準備をしたつもりでも、42.195kmという長丁場を走る不安はぬぐいがたいものがあります。この本がまずアドバイスしてくれることは、たとえば、男性は、シャツに擦れて乳首から血が出たり、あの、袋が脚と擦れて痛くなることもありますよ、ということ。まったく、おいらの予想もしなかったことが起きたりしてんだなあ、と思いました。そういった万が一の際の対策の数々がきちんと示されています。また、効率よく安全に走るための装備の数々が具体的に明示されているので、なるほど、これだけ準備しておけばきっと大丈夫、きっと完走できるはずだという確信が持てました。やはり心配な途中給水についても、マラソンの常識に外れるような説明をしています。でも、それがすんなりと納得できてしまうのは、筆者が多くのマラソン初心者との伴走経験を踏まえた見解を述べているからでしょうね。
この本が、ランニングフォームの指導、練習メニューの紹介、マラソンの効用解説とかを中心としている多くのマラソン本と一線を画している点は、マラソン初心者の不安ときちんと向き合えているということだと思います。マラソンのトップアスリートでなかつたからこそ書くことができた本でしょうね。
陸上・マラソンをなめた糞本
★☆☆☆☆
この本に書いてあることの真似は間違っても
しないほうが良い。
この一言につきる。
このとおりやったら普通の人は怪我します。
たしかに、フルマラソンというものは敷居が高い。
42.195km
プロのランナーですら、あれほどの練習をしても
35kmで足がとまってしまう魔の距離です。
だからこそ、どんな素人でもそれなりの練習が
求められます。
あれだけ批判された松村邦弘さんは、あの体格で
マラソン挑戦したことは批判に値してもその準備
過程は決して批判されるものでありませんでした。
それでも死にかかるのです。
いいころかげんなこの著者の口車に乗って
古本番で地獄の苦しみをあじあうのか、
ゴールまでだまされ抜くかはあなた次第です。