おすすめです。
★★★★★
私はロジャー・トラウトマン系やブーツィー・コリンズ系にはしりがちなのですが、これはmtumeのアルバムては、最高にヘビーでノリいいFUNKに仕上がっていると思います。どうぞご試聴あれ!
違和感が無い訳じゃないけど(^^;
★★★☆☆
80sブラック・コンテンポラリー(と一言で言ってしまっていい物か微妙ですが)は決して苦手なカテゴリーではありません。特に日本では好景気な時代とも相俟って、何だか一気に日本人(若者(^^;)のアメリカナイズが加速したようにも思えます。
余談はさて置き、私の場合、エムトゥーメイの名前は本作('83年作)で判るブラコン路線のそれではなく、70sのジャズ/フュージョン・シーンにおける様々なアーティスト作品へのクレジットで知った訳です。
同じパーカッション奏者という点では、A.モレイラの強烈な存在感やR.マクドナルドのいぶし銀の存在感などと並べると、どのように形容してよいのかちょっと迷いますが、M.デイヴィスやM.タイナーの作品に名を連ねているのは伊達ではないという点は強調しておくべきかと思います。
ともあれ、本作はエムトゥーメイが80sという時代のブラコン一派に少なからず影響を与えたであろう作品として、また、その時代に則したコンポーズ能力を示した作品として評価されるものでしょう。現に、[2]はR&Bチャートで#1も獲得しているのですから。
ただ、やはり(私の場合は、ですが)"これがエムトゥーメイだ"と言われると、何やら大いに違和感が持ち上がるのですがねぇ。
ファンク
★★★★★
セクシーでアレンジがうまくて素敵なバンドすよ。タワサアギーの強力なボーカルが印象に残ります。
<構成員>
バーニーウオレル =パーラメント
フレディージャクソン
バリーイーストマン
デビッドフランク =システム
ジェイムスエムトゥーメ
ミックマーフィー =システム
シンセサイズドファンクの名盤すね。10点中9点
残念ながらこれがピークさ。
なにはともあれ、どこ舐めてもオッケーです。
★★★★☆
はっきりいってMTUMEは過小評価されていると思う。インチキなファンクだと言い切る人もいるかもしれない。だがちょっと待て、ファンクはもともとインチキなものだろうよ。なにしろ1983年である。「見ろよおい、俺シンドラ買っちゃったんだぜ~!」という感じだったのだろうか、全編に1983年のシンセドラムが恥ずかしいディスコのイメージをかき立てる。ヒップホップの大ネタとして有名なJUICY FRUITの強烈なリズムトラックは、最後(8曲め)にリプライズというんでしょうか、別ヴァージョンを付け加えているところからも、やっぱ本人らもお気に入りなんだなあと納得しちゃいます。YOU CAN LICK ME EVERYWHEREのフックは、絶対に、誰でも、必ず、儲かります。じゃなくて、口ずさんじゃいます。他にもいい曲はいっぱいありまして、事実上のMTUMEのベスト盤とも言えるかな、そんな感じです。