そんな時,この本に出会いました。本を読んで,目からうろこ!!そうだ!本当にそうだ!とうなずきながら読んでしまいました。今教育の現場で起こっている問題点を社会学的観点とコミュニケーション的観点,そして国語の授業での実践を織り交ぜながら,著者は理論を展開しています。他者とは?対話とは?ぐんぐん引き込まれていきました。
総合的な学習も始まり,教師自身も本当の意味の学力ということを,そして,学習者自身につけなければならない力というものをじっくりと腰を据えて考えなければならないと思います。高木まさき著『「他者」を発見する国語科の授業』をあわせて読むと,自分の心の片隅にある何かに一筋の光が差し込んでくるような・・・。ぜひ,お読み下さい。