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ブルーフレンド 1 (りぼんマスコットコミックス)

価格: ¥420
カテゴリ: コミック
ブランド: 集英社
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凄い ★★★★★
本誌でも大人気の ブルーフレンド。 誰もが経験する 友情・恋・裏切り… そんな想いをこの作品は 素晴らしいカタチで表現 してくれています。
「この百合マンガがすごい!」ってヲイ ★★★★☆
 表紙と帯が全てを物語る。
 りぼんマスコットコミックスで「この百合マンガ」って煽りを目にするとは思いもよらなんだ。しかし今時の(普通の)女子小中高生には「百合」という言葉が通じるのか? 舞台が中学で主人公がソフト部の主力ってプ●キュアかよ。もう一人はヤンデレ、だと……? と、まあ種々の疑問点はありますが、ど真ん中の百合の物語である、このことは間違いない。乃ち百合者は買え、ということです。
 私は(無論)本誌連載には目を通していないので、単行本から入った。よって、以下は単行本の内容だけでレビューしますね。
 物語は基本的にメインキャラの栗原歩(くりはら・あゆむ)の視点とモノローグで進んでいきます。進級してのクラス替えで歩の隣になった美少女、月島美鈴(つきしま・みすず)は他人をまるで拒絶していた。歩は校内で男生徒、女生徒かまわず絡まれる美鈴を庇ったことから、彼女と打ち解けるようになる。が、二人の距離が縮まると、歩が予想だにしなかったことに、美鈴は彼女に精神的に依存するようになった。(いやあ、りぼんのマンガをレビューするとなると、普段と違って意図せず真面目に筆を進めざるをえんわ)
 美鈴の存在が歩に絡みつく。負担を感じはじめる歩。それでも、自分には想像できないほどの美鈴の孤独を感じ取った歩は美鈴の全てを受け入れることを決意する。そして、美鈴の過去が二人に襲いかかってくる。この巻はここまで。
 スポーツ少女の歩(=キュア●ラック)はカラッとしていかにも同性からの人望がありそうなキャラクタ。一方、美鈴(=キュア○ワイト)はヤンデレ。美少女、男嫌い=ガチ、泣きぼくろ。詰め込み過ぎだろ。
 確かに本作は百合なのだが、レーベルがレーベルだけに、単なるガールミーツガールから二人の成長物語に転じたとしても私は失望しない。歩に依存する(過去も別の人物に依存していた事をうかがわせる描写あり)美鈴が精神的に独り立ちするストーリになったとしても、本作については受け入れたい。
 この物語が『りぼん』本誌の読者層が評価する作品に成長されんことを願う。