悶え美人
★★★★☆
少しでも知識があれば、かつては「立花もえ」名義で活躍していた息の長い女優、北田優歩さんと知っているのだから、ことさらに素人を強調する演出は不要かと思うのだが、やはりこれもポリシーなのだろうか。それとも、このような冷めた見方をする方が不粋なのだろうか。冒頭の自慰こそ恥じらうものの、感応を見せ始めてからはヨガりまくって『気持ちいいぃっ!』を連発しては連続絶頂、果ては高々と噴き上げる潮吹きを何度も見せられては「全然素人じゃねーだろ」となるのだが……ま、すんごくいやらしいからいいか。そのようなことを些末と切り捨てる興奮度の高い作品である。
第一印象は「パッケージ写真とはちょっと違うなぁ」というもの。髪型のせいだろうか、何だろう、ダダ?……何か今、物凄く失礼な例えをしてしまったようだが、正直この後どーかな?という出だしだった。しかし、カラミが始まってから印象が激変する。反応がいやらしくて良い。喘ぎがいやらしくて良い。何しろ悶え顔が超絶に良いのである。目を瞑って愉悦をこらえる悩ましい表情に艶っぽい色気がある。苦悶と官能が入り混じった中に妖艶さすら醸している。責められ続ける交わりにあって、顔ばかり見て興奮してしまった。前半のハメ撮り(艶技と解っていても『中はダメっ!』と言ってるのに中出ししてしまうのは良いなぁ)の後もムスコが萎えずに珍しい展開を迎えている。
後半の4Pでも北田さんの悩ましげな感応は絶好調。いいイキっぷりを見せている。綺麗なアーチを描く大量潮吹きも絶好調である。ここでも演出なのかハプニングなのか不明だが、最初に交わった男優が思わず中に出してしまう(ように見える)場面がある。観る者だけでなく実際でも強烈にそそられる何かがあるのだろうか。騎乗位では実に淫猥な腰遣いも見せてくれるし、全体としても被虐的ないやらしさがあって良い。