近々CD化されると聞き予習のつもりで読みました。

ストーリーなどは、CD化にあたりいろいろなところで紹介されてましたので、大まかにはわかってましたが…


でも、やられました!
人形の「しめじ」と持ち主・慎の交流がほほえましくもあり、切なくもあり… 泣きました。


ただ、個人的には、描き下ろしの初えっちはない方がよかったかな〜?


このようなお話は、本編の終わりのように余韻を残して終わった方が私は好きです。

いつも明るく可愛い元気なお話を描いて下さる三島先生ですが、
今回は可愛い所もありつつシリアスな部分もあり
いつもと違うノリで楽しませて下さいました。

人形の「しめじ」が人間の感情をちょっとずつ得て
持ち主の「慎」と絆を深めていく話。
その感情を得る過程がとても可愛らしくキュンとします。
でもずっと幸せなままでもいられなく、
アクシデントが起こったりと最後までドキドキしながら楽しめます。

最後はとても感動しました。
本当に良かったねと。
たくさんの方に読んでもらいたい１冊です。

喋って動いて大きくもなれる人形・しめじとそれを手に入れた慎との物語。

「普通の男の子が、ある日手に入れた人形となんの疑問もなくラブラブになっちゃった☆」
というような、よくある軽くて薄い話だと思ってたけど、人形としての存在意義や、例えば宇宙人じゃなく人形というキャラ設定である必要など、読む前に想像していたよりは読めるお話だった。

絵のタッチやあらすじから、読む前の期待値が低かったのもあるかもしれないけど、キスどまりだった本編を読んだ段階では思ったりいいな、★4つという印象。

ただ…。
描き下ろしで初エッチがあるけれど、想像してたのと受攻が逆で。。。しめじ×慎。そこで私は★がもう一つ減ってしまった。

表紙では慎はベビーフェイスなかわいい感じに描かれてるけど、実際には大学生でもう少し大人っぽく、男前な性格。しめじはオレ様だけど、ピュアっ子で泣き虫。

どちらかというと、裏表紙?のあらすじの横に描かれてる二人の方が実物に近いかも。

本編はそれなりに楽しめたので残念です…。BLかけ算は本当に個人の趣味の問題ですが、店頭で購入される方はぜひ裏表紙をチェックした上でどうぞ。