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明治に名参謀ありて―近代国家「日本」を建国した6人 (小学館文庫―「時代・歴史」傑作シリーズ)

価格: ¥1
カテゴリ: 文庫
ブランド: 小学館
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なんでこの6人なの? ★★☆☆☆
なんでこの6人なの?
とか思いながら読みました。
この中の1人が実は友人のひいお祖父さんでその縁で読みました。
秋山真之の徹底したデータ収集と分析のやり方については勉強になりました。
秋山は旧帝大で主席クラスの成績でまあ途中で海軍士官学校行くんだけど(この時代では一応出世)なんでこんなに彼は成績がよかったかというと大学の教授の試験の過去問を徹底して集めてそれを分析して勉強に優先順位をつけるのがうまかったらしい。
んでこのころの練習が功を成したのが日露戦争でのバルチック艦隊との対決。
この戦争は戦力が2対1で戦略的には絶対負けると西洋の兵法では言われ続けたので考えた秋山はなんと松山の実家に帰って先祖が海賊だったヤツの家を廻って日本の海賊の兵法のデータを集めてそれまで西洋にはなかったなんかよくわからないけど海上戦術における十数回連続攻撃の陣形を編み出して史上初の有色人種が白人に戦争で勝利するという結果を残している。
データを集めて数字を出してそれを参考にして勝利を得る。
会計を目指すものとしてはなかなかおもしろい秋山への視点だなあと関心。

ちなみに今東京大学物語の作者江川達也が書いている日露戦争物語の主人公は秋山真之なのだが彼はこの日露海戦であまりにもたくさんの死体を見すぎたショックで気が狂って仏教に狂うという実は最後はバッドエンドが待っているわけで落としどころがどうなるかは気になるところ。