中級ミクロの内容がコンパクトにまとまっている
★★★★★
この教科書は、多くのミクロの入門書のように2財モデルに限定するのではなく、ベクトル等を用いたより一般的な議論を行っている。コンパクトだが内容は濃い。重要事項はしっかり詰まってある。(ただし、ある基本的なことが「こんなに重要です」と強調してることはあまりないし、「どういう意味で重要だ」とか、「直感的にはどういう意味か」とか、そういう記述は少ない)難易度的には、武隈先生の「ミクロ経済学」よりは上、東洋経済の西村先生の「ミクロ経済学」と同じくらいか。両者を併用することで足りない部分を補い合うことができるだろう。