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スペインサッカーの神髄 (サッカー小僧新書1)

価格: ¥945
カテゴリ: 新書
ブランド: 白夜書房
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決して目新しいわけではない。 ★★★★★
最初に断っておくと読む人によっては、がっかりするかもしれないということ。この本からサッカーの育成についての“スペイン独自の何か”を新たに得ようとしている人がいるのならあまりオススメできないかも。
有能なタレントを発掘することがスペイントップクラブの主な仕事であり、彼らをトップチームで活躍させること……等々日本のサッカーファンなら誰でも知っているあたりまえのことを何十年も試行錯誤しながらくり返している。ここにこそ国際的に結果を残す国といまだに方向性の定まらない国の違いではないだろうか?
ひとつの明確な目的に向かって(迷いもあるかもしれないが)愚直につきつめる姿勢こそが、子供たちの共感を呼び彼らもそれにこたえるわけだ。
そんなわけで、自分的には各クラブ間の微妙な違い、そして日本との歴然とした差を感じることができたことで、★5にしました。
育成に興味のある方は是非 ★★★★☆
ユーロ2008の優勝。そしてFCバルセロナのチャンピオンズリーグ、クラブワールドカップの優勝。
現在、最も美しく強いフットボールを展開していると言われるスペインの育成についての本です。

バルセロナ、レアル・マドリーをはじめとするスペインの色々なクラブの育成哲学、育成環境などについて書かれています。
それぞれのクラブの特徴、事情に応じた個性が育成にも反映されていて興味深いのですが、読み進めて行くうちに、どのクラブにも共通する部分というのが浮き彫りになってきます。
ただ、それだけに読む人によってはマンネリに感じるかもしれませんね。
それから、バルサとレアルは別格としても、取り上げられている他のクラブもリーガ1部もしくは2部の上位チームというトップクラスのクラブで、もっと草の根の「町クラブ」(例えば、いい選手を育ててビッグクラブに「売る」ようなチーム)の事情なんかも書いてあるとよかったのにと思いました。そういう意味で星ひとつマイナスさせていただきました。

でも、育成(環境)に興味のある方は十分に楽しめると思いますよ。
ちなみに私が非常に興味深かったのは、「育てること」と「勝つこと」のどちらを優先するかという筆者の問いに対して、各クラブの育成担当者が、選手の成長が一番大切だが、成長のためには高いレベルでの競争が必要で二者択一ではないという、当然と言えば当然の回答をされていたことでした。