時代ものを読んだことない人にもオススメです
★★★★★
時代小説というと、「年配の人向き」というイメージで読んだことがなかったのですが、
この作家さんの他の小説が好きだったので、既刊3冊一緒に買って読んでみました。
買って正解でした! とても面白くて、毎日一冊ずつ、3日で一気に読んじゃいました。
内容は主人公の、江戸で歯医者をしているボンボンの桂助と、友人の職人・鋼次が、
短編の中で起きる小さな事件を解決し、その結果一冊を通して一つの謎を解き明かして
いくというもの。
3冊目の今回は、主人公桂助の出生の秘密が明らかになります…!
最初は、『江戸時代に歯医者がいたなんて本当かなあ…』と思っていたんですが、
この前某テレビで江戸時代に木製の入れ歯が存在したという話をしていてびっくり!
本当だったんですね。
ほかにも白牛酪とか、知らない江戸時代のことがわかって面白かったです。
にしても毎回洋菓子を手作りし、鋼次やお客さんに振舞う桂助が出てきますが、
桂助ったらマメですね〜、私には真似できません(笑)。