本編が大好きで、DCDも購入してみました。

奥村役の小西さんは持ち前の低音ボイスで、奥村の紳士さや山代への愛情の深さ等が伝わって来る、素晴らしい演技でした。
私の奥村像そのまんまで、まさに文句のつけどころはありません。
他のDCDと比べても、キャラのイメージと声がこんなにマッチしたのはこれが始めてで感動しました。

その反面、山代役は成田さんの声では渋すぎるのでは?と、感じました。
彼のあの華奢な体に、成田さんの低音ボイスはミスマッチなのではないかと…。
しかも、話し口調が早いので何だか焦っているように聞こえて、本編で抱いていた山代のクールビューティーさが若干欠けているように思います。

成田さんは好きなので残念ですが、このDCDは小西さんのパート部分のみを聴いていたい感じです…。

成田さん受けは珍しいですし、ファンの方にはいいのではないでしょうか?

小西さんはさすがのひとこと。
自分が攻められているようでどきどきしました。
攻めといえば帝王か小西さんということは、
発売されているCDの数が物語っていますが、
今回ももちろんすばらしく、はからずも再確認。
成田さんは、つくった声の印象が小西さんと似てるので、
聞いていてちょっと混乱しました。むしろ地声の方が素敵だったかも。
神谷さんはちょっと演技が初々しい感じだったので「あれ？」と思っていたら、
リハビリ中の時代だったんですね。何か納得です。

このCDはキャストトークがとても面白いです。
特に小西さんの芸達者ぶりとサービス精神旺盛っぷりには
爆笑しながら感心してしまいました。
本編は賛否両論あるようですが、
小西さんのファンなら、キャストトークだけでも聞く価値ありかもしれません。

参りましたの一言です。蓮川愛先生のファンで勿論コミックスは何度も読んでドラマCD化するといいなぁと思ってましたそしてCDになると知って誰が奥村と山代になるんだろう…と一人で勝手にカップリングを想像してみたり…奥村は渋くてカッコイイから小西さんか成田さんか大〇さん浜〇さんがいいな…でその後小西さんが奥村で(ビンゴ!やったぁ)成田さんが山代だと知った時は嬉しかったですね。まさか成田さんが山代を演じるとは予想もしてなかったのでビックリしました。小西さんと成田さんって声の雰囲気似てるので、成田さんどう演技するのか…でもいざ蓋を開けてみると、いつもの成田さんとは違っててとてもセクシーに演じて見事でした。小西さんは30代後半の役と言う事で渋さを出して演技してました。声優さんはやっぱりすごいです。もう私の方が甘くて溶けそうな顔になって最初から最後まで聴き惚れてしまいましたね…はぁ〜うっとりしっぱなしそれに蓮川愛先生の絵ってすごい綺麗で、とにかく全てにおいてノックアウトされました☆鷹宮役の石川英郎さん、亜澄役に下野紘さん、今回は少ししか出ていませんが、このカップルもいい味出してました。次回作楽しみです。蓮川愛先生、小西さん、成田さんのファンでしたら是非お手に取って欲しいですね♪小西さんの渋〜い声と成田さんのセクシーで甘〜い声が一度に聴けますよ♪

星3つは声優さんたちの演技力などの評価ではないです。
脇役も含めキャストはよく合っていたと思います。

■キャスト（役名：声優）※敬称略
　山代啓：成田剣／奥村喬：小西克幸／式浩介：神谷浩史／高宮信仁：石川英郎／吉野亜澄：下野紘　他

正直、構成が良くなかったと思います。
原作では感じなかったダラダラ感があったり、逆に原作にあった焦燥感などが再現しきれていないように感じました。
個人的な意見ですが、原作は一冊の単行本といえど、話の区切りがあったのに、ドラマCDでは単行本一冊を
区切りなく、ぶっ通しでやり通したことで、ダラダラ感が生まれてしまったように思います。
あと脚本の主にナレーションの部分にちょっと無理があったように感じました。
絵で表現されているものを音声化するのですから、モノローグが必要なのは当然のことなのですが、
説明的と言うか、不自然な感じで今の自分の状況を説明しているような部分がいくつかあったように思います。

せっかく、素晴らしい声優さん（演技も良かったです）が揃っているのに、
脚本がダメだと折角の原作が生かしきれないものなんだなあと、残念に思いました（Hシーンも含め）。
原作ではドキドキしたのにドラマCDではドキドキ感がなかったです。
今まで何十枚かドラマCDを聴いて来ましたが、その中でも正直完成度は中程度だと思いました。