凌辱不幸の成れの果てに『少女地獄』が待っている。まさにタイトル通りの一冊。
★★★★☆
★4の上。
著者の3冊目。
少年の恋人は知らぬ間に壊れた調教済みのパブロフの犬になっていた『愛玩動物』。
倒産で夜逃げの父親の代わりに少女の不幸が始まる『崩壊』。
兄妹の情話の成れの果て。肉便器にされ壊れた妹に兄は…『Sister』は、『少女地獄』に収録された同名タイトルの続編。
親友に降って湧いた不幸を、カラダをはって救おうとする少女。そして壊れてゆく二人『友情』。
エロ中毒になってゆく少女の不幸なのか幸せなのか判別不能なお話『ツマヅキ』だが、その続編『コロガリオチル』で救いようのない現実が待っている。そしてさらに完結編『ユキドマリ』では…。
うんこ描写は2編だけ。
物語の中には、前2冊以上にハードになった少女たちの不幸がギッシリ詰まっている。
ここまで壊れてしまっていたら、もはや不幸なのか幸せなのか判断できないけど。
まさにタイトル通りの『少女地獄』が堪能できる一冊。
絵的には現在の作画レベルまできてないけど、著者のテイストが爆発している一冊。
少女たちは皆、壊れてしまいますので、苦手な方は手を出さないでくださいませ。