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演劇入門 (講談社現代新書)

価格: ¥799
カテゴリ: 新書
ブランド: 講談社
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演劇とワークショップ ★★★★★
青学や阪大で行われているワークショップデザイナー育成プログラムで講師であった平田オリザさんにはじめて出会った。そこで演劇ワークショップに出会い興味を持ち、彼の主催する青年団の演劇入門という半年間の講座に参加している。その講座の課題図書としてこの本を読んだ。

人間を扱う科学として、哲学、宗教、演劇というものがあるのではないかと仮説がたった。

特に演劇は、言葉を大事にしている。これは書き言葉ではなく話言葉だ。ここまで書き言葉と話し言葉が違うということを意識していなかった。

演出家という人がやっていることの面白さも本書で知ることができます。

観劇する視点も増えて、人が話す言葉がよく聞こえるようになり、表現をしていきたいと強く思いました。

これからの社会は「参加する演劇」という概念が当たり前になるのではないか。

そこからお互いがわかりあえるコミュニケーションが生まれるのではないか。

そんな期待を持った1冊です。
コンテクストとは ★★★★☆
あっという間に読んでしまった。

戯曲を書くための方向づけをやさしく書いている。感性の世界のことなので難しいはずだと思うが、小気味よいテンポでいい悪いをはっきりと判断しながら自らの演劇観を語っている。

演劇のリアルと現実のリアル。
戯曲のセミパブリックな空間論
コンテクスト論
など、参考になることが多かった。

コンテクストを広義にとらえると一人の人間としての生き方にもつながってくるのではないかとも考えさせられた。
あらゆる場面の「物語つくり」の強力な参考書 ★★★★☆
 演劇や劇の脚本に直接関心があるわけではなかった。
プロジェクトをうまく進めるためにメンバーを動機付けるためのシナリオを
作成したり、コンセプチュアルな内容のプレゼンを作成するためになんらか
参考になるのではないかと思って手にとってみた。
 結果、大成功。この本はあらゆる目的での「ストーリーテリング」の非常
に有力な参考書になりうる。
エンターテイメント製作者は必見 ★★★★★
タイトルは固いが、演劇史を俯瞰してどうのこうの、という類の本ではない。劇作家の平田オリザが、戯曲の作り方に触れながら展開する演劇論である。
例えば幕が上がって、「やっぱり美術館はいいなあ」という台詞は、説明的すぎてリアルではない、と著者はいう。リアルに表現するためにはどういう発想をすればいいか、が具体的に書いてある。この文脈だと当然「なぜリアルでなければならないのか」という疑問が起こるが、それもコンテクストという概念を使って、うまく説明している。コンテクストの問題は非常に示唆的で、演劇に留まらず、あらゆるエンターテイメントに応用の効く考え方だろう。
個人的には、会話と対話の違い、「テーマは先に決めてはならない」という理由などが強く印象に残った。これにリアルさ、コンテクストの話題を含めると、本書の大部分を網羅してしまう。わずか200ページ程度の本で、未来に向けての演劇というテーマにまで言及してしまうのはすごい。それだけ内容が濃いにもかかわらず、読みやすいのも良い。新書として満点に近い本だと思う。
これこそ演劇の必読書だ ★★★★★
一般の人にとって、演劇、戯曲というものはテレビドラマや小説と比べて、なじみの薄いものだと思います。だから、なんとなく漠然としか「演劇とはなにか」「戯曲とはどのようなものか」についてわかっていなかったりするのだけど、本書ではわかりやすくそのことを紐解いていきます。
演劇や戯曲について説明しながら、その書き方(リアルなセリフ、エピソード、舞台設定などの作り方)に触れ、平田オリザ式の演出法(俳優との関わり方、いい演出家とはどのような人なのか)までわかりやすく、理論的に記述してくれています。

そして、本作最大の魅力は後半に至って、演劇文化論にまで話が昇華される点だと思います。
現在の演劇、戯曲というものがどのような地点に存在しているのか、その本質とはどのようなものなのか。こういった点にまで言及した本作は、ただの「演劇入門」である以上に、すでに演劇の世界で生きている人にこそ読んでもらいたい教科書的な名著になっていると思います。
そして、私のように演劇をしたこともなく、舞台にもそれほど観にいったことのない人間であれば、演劇の特殊性を理解できる「入門書」に早代わりすることでしょう。

演劇上級者から初心者まで読める、演劇、戯曲に興味ある人すべてに読んでみてもらいたい一冊です。