「平成進化論」鮒谷さんの「楽しく、無理なく、夢をかなえる」習慣
★★★☆☆
いわゆる、思考が行動を変え、結果を得る方へ向く、というお話。
1、ノウハウよりも思考体系(->がむしゃらにがんばってもダメ)
2、労働時間より労働の質(->残業すればいいってもんじゃない)
3、口に出す言葉を選ぶ(->思考の言葉が結果に影響する)
読みやすい文章と1テーマ2,3ページで、さらっと読めます。
電車の往復で読める「成功思考習慣」。
さまざまな成功思考が開陳されていますが、ポイントは、
副題にもありますように、「楽しく、無理なく、夢をかなえる」と
いうところ。
本書に書かれていることを実行するためには、大げさな思考の転換や
自分という個性を変えるとか、生活環境を劇的に変える、とか、そういう
大仕掛けなことは必要ない。
ちょっとした「言葉」の言い方、脳内での「言葉の使い方」をちょっと
変えるだけで、こんなにも行動が違ってくるのか、と。
特に、「第一章 かけ算思考で成功のサイクルが回りだす」「第二章
人の半分の時間で最大の成果を得るための習慣」、そして、「第五章
どんな言葉を口にするかで自分の結果に転地の差がつく」の章。
同じことを、同じように実行するのならば、「ちょっと考え方の向きを
ずらす」だけで、こんなにも成果が違ってくる、そんな感じ。
しかし、思考習慣を身に着けて、念じながら遊んでいてはダメ。
人よりもたくさん勉強し、夢に向かって、ちょっと我慢。
エッセンスは、冒頭の目次に、ちゃんとした日本語(言葉)で書かれて
いるので、目次をコピーして常に持ち歩いて、隙間時間に何度も見て
脳に刷り込む、っていうのがいいかもしれません。