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価格: ¥1,890
カテゴリ: CD
ブランド: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
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あれエ、どうしちゃたのかな〜ブルー・ノート時代のフィーリングが消失 ★★★☆☆
 デニース・ウイリアムズにも通じる、キュートで可憐なヴォーカルは健在である。
 しかし、サウンド・プロダクションがイマイチだ。
 なんだか、水で薄めたような、つまらない音楽なのだ。deepなsoulの欠片も無い。白人主導の大量生産フュージョンと瓜二つ。

 おもえば、マリーナ・ショウも、ブルー・ノートからCBSへ移籍したら、こんな感じになっていたな。大手レコード会社だからダメだったのか? それとも70年代後半という時代のせい? いや、ただ単にミゼル兄弟がいなくなったためかな??
 ライナーノーツ氏は、70年代後半はフュージョンの当たり年、みたいな解説を書いているが、私は全く反対の見解だ。
ジャズにしろ、ロックにしろ、70年代後半はパンクとディスコに挟まれて大変な時期だったと思う。
 硬派のどのアーティストも苦戦を強いられていた。
 あのマイルス・デイビスやキング・クリムゾンも、音楽活動を続けて行くことができなかった。

 …やはり、時代が良くなかったのだろう。
 ブルーノート時代のあのサウンド・マジックを期待すると、失望します。