Danny Davisが光る
★★★★★
1962年にN.Y.C.に進出したArkestraに強力なメンバーDanny Davis(as,fl)が加わった(在団:1962-1979、後年、日本に移住したが、既に故人となっている)。彼の加入により明らかに音が厳しくなっている。彼の実力はMarshall Allenを凌ぐものであることは、日本での自費出版LPなどから伺えるが、なぜかsoloをとることは少ない。本アルバムは、前作When Sun Comes Outより端的にこのことを示しており、あのHeliocetric Worldへの発展を予感させる。70年代後半以降の楽しさは一切無く、Free系演奏が繰り広げられる。Sun Ra上級者向きか。