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はじめてのやのあきこ

価格: ¥2,625
カテゴリ: CD
ブランド: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
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すばらしい! ★★★★★
最近はiTunes Storeなどで一曲買いするのが、主流になってきてるんでしょうけど、このアルバムは是非通して聞いて、ほっこりとしたい一枚です。
最初の「自転車でおいで」から槇原敬之さんのコーラスに引き込まれ、「ごはんができたよ」でYUKIさんとのかわいらしいデュエットにニヤけ、「ひとつだけ」で忌野清志郎さんの切ない歌声に涙し、「そこのアイロンに告ぐ」で上原ひろみのアウト系のピアノでゴージャスに締めるという、なにげにスキのない一枚です。
今聞くと、「ひとつだけ」は、ホント泣いてしまう。「おくれよー」はキヨシロー節ですよねー。
やのあきこの人鍵宣言 ★★★★★
人馬一体という言葉があるが、矢野顕子は「人鍵一体」が最大の魅力ではないだろうか。
矢野顕子という人間とピアノの鍵盤が一体となって、誰も真似のできない「やのあきこ」の弾き語り音楽が奏でられる。
私たちの魂は最初の一音から彼女の音楽に魅せられる。
槇原敬之、小田和正、井上陽水、YUKI、忌野清志郎、上原ひろみという稀代のミュージシャンと渡り合う今作でも、
彼女の歌声とピアノは研ぎ澄まされ、互いの個性はデュエットで昇華されている。
「はじめてのやのあきこ」は、彼女の原点に帰る、人類最初の「人鍵宣言」なのかもしれない。
ゲストが参加することで新しいよろこびを多く発見する ★★★★★
せっかくなので、まっさらな気持ちでやのあきこを聴こうと思った。名曲「自転車でおいで」。ピアノが牧歌的な優しさをそよぎだし、道端を通り抜ける空気にであう。改めて懐かしいこころに訴える曲だと実感する。そこへ今作は佐野元春ではなく槇原が男声を担当した。彼のやわらかいこえはこの曲の空気にすうっと爽やかさを吹かす。新鮮だった。少しふわふわした歌い方が、曲のセピア色に広がる景色に風なのか雲なのか、新しい色を添えていた。

今作は、やのあきこの入り口にもう一度立ち、素直にそのよさを見つめようとするいい機会だ。そして再発見する新鮮さは今回のゲストの視線に沿った追体験のような気もした。彼らの緊張感や丁寧さがリスナーの皮膚感と通じ、彼女と一つずつこころを通わせてゆく感じがした。その新鮮さがそのまま再発見への喜びだった。

小田の凛とした声は「中央線」の夜の描写をきりりとひきしめる。そこへ対照的に“ねこ”という詞をやのが柔和に浮び上がらせると、メリハリで夜を越えてゆく想いその輪郭がひきたつよう。彼の声が夜の空気を透明にしていた。やのひとりによる「PRESTO」はピアノの自由度が高まり、彼女独特の「間」による行間の素朴さを想う。

代表曲「ごはんができたよ」は底に在る郷愁と母性を思う際に現れる絶対的無垢への回帰へ、YUKIが見事に持ち前の元気さと寂しさを潜ませる。子供のように跳ねたり小さなこころを繊細にうたったり、主題を形成する要素の表現に脱帽。
陽水のこえとやののランデブに陶酔する「架空の星座」は武満徹の「小さな空」のような童謡的幻想が淡く満ち、やのの柔らかいこえを陽水が優しく夜空へ導く。こえの相性のよさをみた。
今年桜井和寿もうたった「ひとつだけ」は忌野のイノセンスさが曲のピュアさを引き出す。ラストの上原の自由さ、ほとばしる熱は曲の止揚を感じ、“ただひたすらに”で頂を極める瞬間が焼きついた。
★★☆☆☆
 最近の矢野さんにはちょっと・・・。私は好きになれないな。
なんか最近、リスナーに媚びてないですかねえ。
なんか、分かり易すぎるというか。
今更リメイクする必要あるんですかねえ。
バージョンが変わった訳でもなく、原曲と同じバージョンっていうのも
矢野さんにしては芸がないですし、らしくないですねえ。
自転車でおいでよは大好きな曲ですが、
佐野さんのバージョンのほうが良いですし、
中央線もBOOMバージョンのほうが良いです。
ごはんができたよもYUKIと一緒に歌ってますが、
落ち着かない仕上がりです。
清志郎以外はちょっと相手との違和感?
もしくは相手側の矢野さんを前にしての緊張感?が
ひしひしと伝わってきてうーん、聴いてて疲れるなあって感じです。
以前の矢野さんは、日本のポップス界とは一線を引いていて
客観的な立場で、良い物は良い、悪いものは悪いという線引きが
明確だったんですけれど。その線引きがだんだんあやふやになっちゃって
特に本作以降の作風には疑問を感じます。
分かりやすくなってリスナーが増えるのは
良いことなんでしょうけれど・・・。
ちょっと、サービスし過ぎじゃないですか?
それって矢野さんらしくないんじゃないですか?
難しい歌をぶつけて、もっと私たちを世界を悩まして欲しい。
天才への果敢なる挑戦者達との逸品。 ★★★★★
多分、矢野顕子という人とデュエットするのは難しいことなのであろう。
奔放な歌唱は、ソロでこそ最もその力量が発揮される。
しかし、このアルバムに参加したゲスト達は、果敢にその困難に立ち向かっている。

ベテラン故の力量を感じさせ、同時に年齢を考えると恐ろしいほどに美しいハイトーンの響きで、
真っ向から矢野顕子と勝負している小田和正。
意外にも声がシンクロして違和感が思ったよりもないYUKI。
「Good,Good-bye」「pi po pa」と既に2曲のデュエットの実績があるからか、
どこか余裕を感じさせる井上陽水。いい感じの力の抜け具合が心地良い。
スタンスを崩さずに曲を自分の手許に引き寄せている忌野清志郎(ハーモニカもお茶目だ)。
かつての坂本龍一との「アベック・ピアノ」を思い出してしまった上原ひろみとのピアノバトル。
(腕前は教授よりも段違いでこっちに軍配なのは言わずもがな。)
どれも文句無しに素晴らしい聴き応えのある作りになっている、圧巻だ。

唯一、完全に矢野顕子に負けてしまっているのが槇原敬之の「自転車でおいで」。
歌唱力では槇原敬之に遥かに劣る(失礼)佐野元春との元歌バージョンの方がずっと味がある。
槇原敬之は、自身のソロでは「ごはんができたよ」や「David」等、
決して失敗作ではない矢野顕子のカバー作品を聴かせているだけに残念でならない。
これだけは完全に選曲ミスでは…もっと他の曲で勝負すべきだったと思う。
じゃあ何をって言われても困るんだけど、同じ「グラノーラ」からなら「ふりむけばカエル」などが良かったかも。
本当は「ラーメンたべたい」を押したいけど、既に奥田民生バージョンがいい味出しているので…。