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住育のすすめ―住まいを考える50の方法 (角川SSC新書)

価格: ¥756
カテゴリ: 新書
ブランド: 角川マガジンズ
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みんな、プロの生活者です ★★★★☆
 「よりよく生きるために、よりよく住まうことを学ぶ運動」を推進するNPO法人「日本住育の会」(2006.05設立)の代表:竹島靖氏による著書。

 自身の「持家獲得格闘経験」を通じて、「一億総住育」の必要性を切実に実感し、「義務教育で住育を行うこと」や「プロの生活者になること」を提唱している。

 建築に「正解」というものはなく、あくまで「考え方」の問題。本書では、著者の個人的な考え方が経験を通して熱意をもって語られているので、そのまま受け入れるのは危険だが、重要なのは「住」に興味をもつということ。

 本書でも指摘されているように、「住まい手」と「作り手」のギャップは明らか。それを解消するには、お互いの努力が必要だが、とりわけプロとしての「作り手」側の責務の方が大きい。我々建築士としては、それを自覚しながら日々の仕事に取り組むことが重要。

 「建てる」ことを実践するのと同時に「住むこと」をしっかり考え、それを普及させることこそ、建築士としての大切な仕事だろう。

最後に「日本住育の会」による、【住育10か条】を紹介。

 1.家は100年使いましょう
 2.「家歴書」を持ちましょう
 3.地震で倒壊したら、証拠写真を撮りましょう
 4.無垢の木の家具を選びましょう
 5.「既存住宅性能表示」を活用しましょう
 6.父親が率先して、掃除や料理をしましょう
 7.衣食住で化学物質を減らしましょう
 8.なるべく、早寝早起きしましょう
 9.ときどき家に、お客様を呼びましょう
 10.近所の人に、あいさつしましょう
中古住宅を見直そう ★★★☆☆
中古住宅の良いところ・悪いところを「既存住宅性能表示」により明らかにし、目をそらさずに購入した筆者の体験には、説得力がある。新築住宅への無批判な信仰が幅をきかすこの国の消費者意識に、大きな一石を投じる価値がある。これから住宅を購入しようと言う方は、目を通して頂きたい。
ただし、筆者のナイーブな感性によって、たんなる受け売りや思いこみと思われる記述も多く、しかも同じ主張や記載の繰り返しが多い。実際、全体を整理すれば3分の1以下の頁数で済んだのではないか。
住宅について考える際の最初の一冊に最適 ★★★★★
文章が簡潔で読みやすい。
著者自身が住宅購入にあたって読んだ本(厚さの合計4メートル)、セミナーや
勉強会から得た知識、および著者の経験がまとめられている。

著者の意見は、受け売りなのかオリジナルなのか、わからない部分も多々あるが、
「家は100年使う」「家歴書を持つ」「無垢の木の家具を選ぶ」など、共感できる
ものも多い。

巻末には参考文献も豊富に挙げられているので、住宅について考える際の
最初の一冊に最適かと思う。