日本の映画は低予算、短期間での製作で 現場の時間の無さ、不眠不休の撮影などは大変な過酷さである点は 以前何かで読んだ。それに対し 「地獄の黙示録」はハリウッドの大予算映画であり 監督もコッポラである。余裕しゃくしゃくで撮影していたのかと思ったら もう どろどろで溜息が出る。これだけで十分映画になれると思った次第である。(そういえば 見ていないが ハートオブダークネスというドキュメンタリー映画があったか?)
本欄で「ファイナルカット」という マイケルチミノの「天国の門」を扱った本と並び 映画を別の意味で知るには 優れた本である。
それにしても映画は大好きだが 映画が仕事でなくて良かった。
「地獄の黙示録」を観る上で本書は不要だが、「地獄の黙示録」を知りたいのなら、コッポラの葛藤を知りたいのなら必須の一冊。
「地獄の黙示録」を観る上で本書は不要だが、「地獄の黙示録」を知りたいのなら、コッポラの葛藤を知りたいのなら必須の一冊。