刀剣初心者が興味を喚起されました。
★★★★☆
美術館・博物館で著名な刀剣を見かけますが、そのよさを理解するまでには随分と見識が必要であろうと感じています。
由来・来歴・刀工の説明が美術館・博物館で見かけた刀剣を思い出させ記憶を新たにしてくれます。この本を読んでから後、展示される刀剣を理解をもって鑑賞できるようになりました。
刀剣の図像が掲載されていないのが残念ですが、何しろ、刀剣の図像は掲載してもその価値が伝わりにくいものですので、よしとしました。
この本の価値は、やはり本物を見たいという気持ちにさせてくれることと、その後の興味を大いに醸成させてくれたことでした。
巻末の「基礎知識」も有益です。