が、いろいろと項目があるのですが、じゃあ、その食品は効果あるの?っといった答えがちゃんとでていない。証明されつつある、とか実験されている、とか。。。いや、別に個人のノートならそれでいいのでしょうが、それぞれの食品について知りたい人には、いまひとつ。自分が取材したところの思い入れが強い文章に読めますし。
坪野 吉孝 氏の書かれた「食べ物とがん予防」の方が数段科学的ですので、そちらのほうをおすすめします。
言い方は悪いのですが、どこか「信じる者は救われる」みたいな空気があって。そのうえ賛成派も反対派も、なんだかこの話題になるとすぐに感情的になる人が多くて、冷静な議論が成り立たないことって多いですよね。
だから中立の立場で“イイトコ取り”したい人間には、「本当に効くものはないの?」「根拠や証拠はどうなってるの?」「もっと冷静に議論しようよ」などなど、疑問や不満が募るばかり。
そんなわけで、毎日新聞に連載されていた「健康食品ノート」のファンだったわたしは、今回の出版を心待ちにしていました。
内容は適度に増補されているうえ、堅苦しくない語り口はそのまま。最新のデータや知見!!もふんだんに盛り込まれるなど、“素晴らしい!”の一言です。
健康食品についての論議は、このレベルでして欲しいもんです。