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道具としての微分方程式―「みようみまね」で使ってみよう (ブルーバックス)

価格: ¥861
カテゴリ: 新書
ブランド: 講談社
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微分方程式のイメージ作りをしたい方に最適です ★★★★★
微分方程式の物理的なイメージを掴みたくて、この本を購入しました。
以下のような方に、よい書籍だと思います。
 ・ナブラ や ラプラシアン が式に出てくると、式の読み方が分からなくなる方
 ・微分方程式が実際にどのように使うことができるかを知りたい方

当方が受けた教育課程では、高校で微分方程式を学習しないため、大学に入学して初めて微分方程式にふれました。大学の授業を受けるまで、div や rot といった概念を知らなかったために、イメージを全く掴むことができませんでした。
単位を取るためだけであれば、当座、「微分方程式を解く」だけで十分こなせると思います。しかし、実際に仕事などで、微分方程式をツールをして使う必要がでてくると、「自分がモデル化したい現象をイメージしたうえで、微分方程式により数式化する」ことや「この式がどのような現象をモデル化しているのかを解釈する」ことがでてきました。その際に、こちらの書籍にある知見が有用になると感じています。

大変面白い、移動速度論にハマれますが、微分方程式の本ではない。 ★★★★★
先ほどアマゾンから届きましたが、一気に読んでしまいました。この本は、きわめて日常的な物理・化学現象を移動速度論という観点で、説明していこうという試みです。これ自体は大変面白い。またイラストもきれいで、分かりやすく、効果的です。私自身「移動速度論」という分野には、未知でしたが、大変興味を持ちました。ただ本のタイトルは「道具としての微分方程式」ですが、さまざまな応用事例を通じて、微分方程式の本質を学ぶという著者の趣旨に従えばその通りなのかもしれませんが、少し迂遠な感じもします。微分方程式そのものを勉強したい方は、他の書籍にあたった方が良いと思います。最後に著者の語り口は独特で面白いのですが、だじゃれや脱線話はもう少しシェイプアップした方が良いと思いました。
より適切なタイトル+サブタイトル+内容紹介がありそう ★★★★☆
正しいタイトルは「移動速度論の道具としての微分方程式」でしょう. 出てくる微分方程式は, 移動現象を表す偏微分方程式(source 項と移流項のある拡散方程式)と, その特別なケース, 一様または定常条件から得られる常微分方程式のみです. 微分方程式も, それが適用できる適用できる現象も, この特別なケースだけが扱われています. 微分方程式および微分方程式による数理モデル一般についての本ではありません.

1ページ目から, フラックス=物理量/(m2s), 物理量の例はモル数, などと言われるので, 数学はわかるけど化学がわからない人が微分方程式や数理モデルを学ぶには向きません.

おそらくもっともヒットな読者層は, 移動速度論に興味があり, 化学の基礎知識があり, 移動速度論の概念や微分方程式の立て方解き方にすっきりしないものを感じている大学低学年の学生でしょう. この目的と対象にはいい本でしょう.
記号の表記とかは微妙 ★★★☆☆
NA(Aは小文字)がアボガドロ数でなかったり、立体・斜体の使い方が一般的でなかったり統一性に欠けたりしている。式を真面目に読もうとすると関係ないところで気を使うし、逆にこの本に慣れると他の本が読みづらくなる。著者の専攻では問題無いことかもしれないが、つまらないギャグを書く余裕があるのなら、初心者向けに変数の説明に気を配ってくれたらと思う。
日本語の部分だけを30分くらいで流し読みする程度のお付き合いならば、微分方程式を自分で立ててやろうという勇気も沸いてくるので、その意味ではいい本。コストパフォーマンスから星3つです。
著者のユーモアさが魅力の一冊 ★★★★★
この本は移動速度論という分野での微分方程式について書かれている。
したがって、単に数学的に微分方程式を学びたい人には、向いていないかもしれないかもしれない。しかし、この本が持つ、他の工学書にはないユーモアさは一読の価値がある。私がこれまで読んできた科学を扱う本で、この本ほど分かりやすくかつ面白おかしく書いてある本は読んだことがない。技術書の革命的な本だと思う。