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まんが パレスチナ問題 (講談社現代新書)

価格: ¥799
カテゴリ: 新書
ブランド: 講談社
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対岸の火事で終わらないために必読 ★★★★★
強くおすすめできます。
宗教心の薄いと言われる日本人はパレスチナ問題についても関心が薄く、
ほとんどの人がイスラエルという国家の成り立ちやPLOの根底的な問題を理解しないままでいます。
恐らく現在地球上で最大の「解決すべき問題」なのですが、日本人のほとんどは「宗教上の相違」くらいにしか認識してません。

本書はそういった問題を分かりやすく解説しています。
まんがとは言いますが、実際にはイラスト+会話文です。
しかしその形式が入り込みやすく、すらすらと読み進めることができます。
類書やWEB百科事典などでいろいろ中東問題を調べても、すぐに頭に入ってこなかった私からすれば
「こんなに分かりやすい本があったのか」と目からウロコでした。
ただあまりに分かりやすくスラスラ読めてしまうために、これで理解がとどまってしまう恐怖はあります。
猫(!!)が宗教そのものを否定する記述なんかは、あぶないなーとすら思いました。
とはいえ、本書の価値がそれで損なわれるものでもないので★5つ。
失敗から学ぶパレスチナ問題 ★★★★★
ニュースで取り上げられるパレスチナ情勢に関して調べようとするとユダヤ教、キリスト教、イスラム教の成り立ちを追っていくことになる。本書はイラストを用いながら(漫画のようにコマ割りにはなっていないので注意)その長大な歴史を二人の少年と1匹の猫との会話のやり取りと解説で網羅している。オイルショックは中東問題が絡んでたよね、という程度しか認識してなかったので、民族問題を全く考えてこなかった果てしなく平和ボケした自分に一喝しておくにはぴったりだ。


民族主義と宗教から発生するテロの原因は複雑多岐に渡り、著者はそれらを考えていく上でのきっかけを読者に与えようとしている。そのための著者の気概は並々ならぬものがある。それはかつてユーゴスラビアを旅したときに感じた以下のことがあるからだろう。

P266
『・民族および民族意識はその時の政治の都合により、人工的につくられるものだ。
 ・民族は命をかけて戦い、護るほど確固たる概念でもないし、崇高なものでもない。
 ・今後民族主義は国際的に広がり、人類にとってはガンになるだろう。私は反民族主義の漫画を描き続け、この流れに抵抗しよう。』

ユダヤ人には迫害を受けてきた長い歴史がある。だからこそ、パレスチナ難民の現状に対する理解は当然あるべきなのかもしれない。しかし、他国の利権に絡んだ介入や民族意識がそれを阻んでしまう。だが、歴史はその数々の失敗を教えてくれるのだ。短く簡潔に書かれている本書をきっかけにパレスチナ問題、果ては民族問題について考えるようになるでしょう。


あと、この新書、「図解 パレスチナ問題」だったら、僕は手をださなかったかもしれないので、タイトルに感謝。
... ★★☆☆☆
ややこしい!表現もページによって違う。前ページをふり返りつつ自分でまとめながら読まなければ理解が難しい。もっと上手くまとめて欲しい!漫画と言うよりは2人の少年を中心に会話をしながら歴史を振り返える感じが更にややこしくしてる。ある程度パレスチナ問題を知っている人には理解できるかもしれないが、初めての人にはオススメ出来ない。
気合を入れると一時間で読破 ★★★★☆
パレスチナって聞いたことあるけど、何?という私にも一応、理解できました。

一応と書いてあるのは、気合を入れて読めば分かると思ったからです。
漫画を読むように絵だけ見て頭に入ってくると言うことはないです。
と言うか、まんがと書いてありますが、絵より字のほうが絶対多いやろ、と思いました。

ですが、入門書としては良いと思います。
そこそこ分かりやすいし、たまに表が出てきたりして比較しやすかったので。

それでもアラブ人やらイスラエル人やらパレスチナ人やら…
どっちがどっち?と思って前のページを見返すことはありました。(私だけかも知れませんが)
一区切りついたときに関連性を表す絵などがあればもっと分かりやすいのではと思いました。
ニュースが理解しやすくなります。 ★★★★☆
ニュースではあくまで断片的、出来事の瞬間を報道している。
アラファト?ファマス?イスラエルって国家?
わかっているようなわからないような・・・?

そんなやんわりとした知識を少し形作るには良書だと思います。
歴史には裏や表、筆者の立場による物事の捉え方に関しては
十分に注意するべきかとは思いますが、本書で理解を深めた上で、
他のイスラエル、パレスチナ関連の本を読めばある程度は
補正されると思います。

絶対正しいことなどありはしませんが、切り口としては入りやすい。
是非、ご一読を。