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SAPIO (サピオ) 2010年 10/20号 [雑誌]

価格: ¥586
カテゴリ: 雑誌
ブランド: 小学館
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最前線の慟哭 ★★★★★
今回はただいま進展中の中国問題の陰に隠れた感のある
北朝鮮問題を取り上げています。
北朝鮮と中国の一身同体の関係をあきらかにし
決して中国問題とは単独に扱えないという
北朝鮮の複雑な立場を解説しています。

また、自衛隊匿名隊員の対談あり。
現場と上層部(政府)の認識の差、生命の危険に関わる現状を赤裸々に発言しています。
よく、この状況で平静に討論されていると涙が出てきました。
このことだけでも是非皆さん、一読してください。

社会のシステムを変えない限り、解決できない老人問題は読むのもきついです。

続きはコメントで。
「今、そこにある危機」から目を逸らすな ★★★★★
「前門の虎、後門の狼」ならぬ「外側の北朝鮮、内側の『無縁社会』化」という日本の未来を大きく左右しかねない2つの危機をテーマにした今号。特に後者は、福祉系大学を出ている私としては他人事とはとても思えない関心事である。
記事の中では、格差社会論でお馴染みの山田昌弘氏の論考をはじめ、石原都知事の家族や他人の死への関心を失いつつある現代人への一喝や上野千鶴子氏(これは意外なキャスティング)による対策論がオススメ。ぜひ深く読み込んでいただきたい。

また、小林氏の「追撃篇」の方は前回で一段落…と思いきや、「偉大なる女帝の歴史」という更なる攻めの一手を投下してきた。男系絶対派の方々はまた一段と高いハードルを課せられたように思うが、果たして反駁はいかなるものか。今後も注視していきたい。
家族が壊れている ★★★★★
巻頭の特集は北朝鮮。
個人的には北朝鮮情報は軍事記事や推測記事が多くてよく分からなかった。
ただ、拉致問題の対応に対する留意点として、元総理の安部氏と落合信彦氏の記事には共感。

今号で読み応えがあったのは、後半の特集である行方不明老人問題を扱ったもの。
この問題の背景には、無職の子供が老親と同居する「年金パラサイト」の増加などがある。
つまり、これまで考えられてきた「普通の家族」が減少しているということだ。
これにより老人の孤独死が増加し、つれて死体の腐敗臭を消す特殊清掃の業者(無縁ビジネス)なども増えているようだ。
これらの記事を読んで、家族の崩壊問題は、その背景に何があるのか(例えば経済事情、道徳教育問題)といった問題意識を持った。
最後に「緊急直言」として石原慎太郎氏のインタビュー記事がある。
これが今号の中で最も印象深い。
親の死を隠し弔うことすらしない動物以下に成り下がった日本人に警鐘を鳴らす。
氏は現在の日本人を「金銭欲・物欲・性欲に飲み込まれてしまった」としその背景を語るが一読の価値あり。
今回は対北朝鮮分析特集 ★★★★★
表紙にもある通り、本号は国防・安全保障の観点からの北朝鮮への分析・考察が主となっている。
櫻井よしこ女史と安部元総理の外交・防衛論は勿論の事、自衛官の匿名座談会は必読。
国防の最前線に身を置いているからこその、悲痛な叫びが伝わってくる。

他に注目したのは、巻末の行方不明老人特集。
行政の網の目をすり抜け、平然と年金の不正受給する家族意識解体の現実…
この問題は余りにも悲しい。
私的な意見を申し訳ないのですが。普段は大嫌いで、「時代錯誤のじい様」と罵った事もある石原都知事の文が、心に突き刺さった…様々な問題が複雑に積み重なり、この現実を産み出している事を改めて実感した。
しかし、いかんせん参ったものです。 最近の日本を取り巻く情勢・事態の変化は余りにも急すぎる。
月刊誌のWILLにしてもそうなのだが、近況の変化に雑誌がついていけないようだ。
果たして、これ程まで緊迫した情勢を日本国・国民は自覚しているのだろうか?
自らを棚に放る様で申し訳ないが、余りにも無頓着ではないかと思う。