とにかく編集の随所に工夫がしてあって、特に初めてタイ語を学ぶ、あるいは現地でカンペみたいに見るにはとても便利だと思います。通常の学習本は文法であったり、重要単語や言い回し、慣用句等が羅列してありますが、この本は、例えば交通方法と地図がリンクしていたり、料理や食べ物に写真や絵が挿し込んであったり、半辞書的に単語集が載っていたり、発音の注意が記載してあったり・・・初めてのタイ旅行にもあらかじめ一通り目を通してどこに何が書いてあるかわかるようにしておけば、かなり使えると思います。著者がタイのことをよく知っていないとこのような本は編纂できないと思います。ある意味でこの本はとても実践的と言えると思います。
一方、タイ語の発音は大きな壁となります。母音の数が日本語よりも多く、日本語にはない音がたくさんあります。発音もとても難しいため、カタカナ表記だけでは残念ながら不十分、カタカナを読むだけでは通じないケースもままあるでしょう、無論著者もそれを理解していての編纂だと思いますが・・・ですからタイ語をきちんと学ぼうと思う人はさらにステップアップするための学習本が必要となるでしょう。
しかしこの点を考慮してもこの本は満点をつけたい、そんな機動力あふれる充実した一冊だと思います。

ふとしたことから目にしたのがこの本でした。その前に図書館に行き同種の本を見て買っていただくようリクエストしたところでした。
新しいものならともかく以前から出ているものなので、中古でもと思い半信半疑で注文しました。届いてみれば下部に赤マジックで少しマークがあっただけで他は新品と変わりませんでした。早速旅の友として現地に持って行き重宝しました。４０％オフくらいでしたが断然お得でした。

タイに、勉強に行ったとき買いましたが、
大学の人たちは英語が十分出来るので、ほとんど使う機会がありませんでした。
買い物に行っても、指差すだけで通じたり、簡単なタイ語で十分だったりしました。

しかし、英語がほとんどできないタイ人と話す機会があったとき、
とても役に立ち、タイの人々も興味深深に見て、
「これはいい本だ」と言った人が多かったです。
ただ50代の方は老眼が多くて読めない人がいましたし、
タイ語がわからない私に、頑張って片言の英語で必死で伝えようとし、タイ語を
なるべく使わないように、使わないように、としている人もいました。

そのほか、コンビニ等で「暖めますか？」とか「これ2つ買えば安くなりますよ」とか
タイ語で言われた時、「タイ語がわかりません」といいたくても言えないとき、などは
そのような用語が載っていたらなぁ、と思いました。

また、本も大きくはないので持ち歩くのは楽なのですが、それでも手で持って歩くのは
ちょっと邪魔になるので、ポケットに入れられるくらいの小さな携帯版も
あると便利だと思います。

屋台のおばちゃんとこの本で話したり、
トイレを探すのに重宝したり、この本のおかげで何度助けられたか！！
人懐こい国民性もあるけど文字はOKなので楽しい旅行ができました。
見せると興味津々で会話に参加してもらえます。
タイ人と結婚した知人はこの本で彼女を射止めたというし（財力もあったけど）
タイの人とくだらないおしゃべりをこの本でして見みたり、発音を教えてもらったり。
ものすごいありがたかった。本は友人にお土産で差し上げたので手元にないけど、
DS判旅の指さし会話帳DS タイを購入したのでまた家でタイ語を勉強するとはなしに聞いたりして楽しんでます。

この本をアマゾンで買って実際にタイへ持って行きました。
海外旅行が初めての３人でのタイ旅行でしたが、ほとんどつかいませんでした。

【理由】
・タイは観光都市であるため、観光業の人やタクシーの運転手には英語がそれなりに通じるため必要ない（下手をすれば日本語すら若干通じる)。
・やはり持ち歩くのが面倒（もちろん「歩き方」など通常のガイドブックに比べると十分軽い）。タイでは短パン・Tシャツに持ち物はサイフだけ、という格好がしたくなる雰囲気がある。っていうかみんなそんな感じ。

ですが、次のような人には適していると思います。

・観光地をまわるだけではなく、現地の人々と会話を楽しみたい。
・ある程度の荷物を我慢して持ち歩くことができる。

※ちなみに、一度友人がゲストハウスの兄ちゃんに使って十分通じたらしいので性能は問題なさそうです。

使わなかったものの性能には問題がないため星は３つです。