中途半端な記述が災いする。
★★☆☆☆
かつて、エクスメディア社(2007年倒産)の超図解シリーズが私のPC本のバイブルとなっていました。ジャンルごとに初級編、応用編などの構成で、価格も手頃で内容も微に入り細に入り、かゆい所に手が届く本の内容で本当に役にたちました。さてそれはさて置き、該当本のレビューを云々する以前に、あまりにお粗末な「HOW TO本」が出回っていることか!「はじめて・・・」「サルでもわかる・・・」などと標榜する本の特徴は、その記述の中途半端さにあります。書店で一見すると分かりやすく思え、買って帰りいざ実践となると、たいてい半ばで上手く行かなくなります。後の処理はご想像にお任せしますが、良書は駆逐され悪書(ネーミングと体裁に騙される)は残る典型ですね。値段を手ごろにすると、どうしても記述上肝心な詳しいが小難しい所を端折ってしまう、そうしないと分厚い本になり、価格も上がるので出版できない=買ってもらえない)・・というこです。最後にこの本の評価を言うと、幸い出版社のサポートの方からの質問の回答がわずかに希望を持てた、というところです。本の内容は2点ですが(著者さんも歯がゆいことでしょう。もっと金をかけさせてあげれば、ずっとよい本が書けたのに・・それは私の想像ですが)、あとプラスアルファ得点を出版社さんに差し上げます。