Hawaiian Slack Key Guitar Masters Collection 1
価格: ¥994
ハワイアンスラックキーギターは、1830年代にスペインやメキシコのカウボーイたちがハワイの農場にギターを持ち込んでから発展し、その後19世紀末には広く知られるようになった。スラックキーという名前は、オープンチューングにするために弦をスタンダードなチューンよりすこし緩めることから呼ばれるようになった。親指はバスライン、残りの4本の指でメロディーと即興部分を演奏する。ドック・ワトソンのようなカントリーの名手のつまびきを思い起こす人もあるかもしれないが、風が吹き抜けるような広々とした質感はこのギター独特のもの。もともとはグループ演奏の補足役として用いられたが、近年になってスポットライトをあびるようになった。このアルバムを聴けば、その理由がわかるだろう。モーゼス・カフモクやレオナルド・クワンの軽快なタッチ、ジョージ・ケオ、レイ・ケインのブルース、ケオラ・ビーマーのポップな演奏など、この音楽の入門編として最適だ。