あまり出来なくても気にする必要はない
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日日の演習:必須手法の紹介では、是非とも手法を身につけておくべき問題が並んでいます。
こういった問題をたくさん解きたい人は、大学への数学「数学ショートプログラム」を買うことをオススメしておきます。
受験報告ではやたらと数学ができている人が多くて、こんなに出来ないとダメなのか…と不安になる人がいそうですが、概して受験報告を提出する人は数学が出来る人に偏るので、あまり気にする必要はないでしょう。
有名大学の入試問題を掲載していますが、よく分からないときは「解答速報 2010」など検索して、河合・駿台・代ゼミなどの解答例を参考にすると良いでしょう。
色々な大学の問題がいち早く見れるのは◎。しかし・・・
★★★☆☆
「七割取れればまぁまぁ・・・」「標準的な問題で・・」などのコメントが多いですね。
そりゃあ数学雑誌ですから、格好付けたいのは分かりますが・・・
試験場でアップアップしながら解いてる受験生の立場とはかけ離れてますよね。
例えば、阪大の第四問の空間図形は、後からみれば簡単ですが、試験場で放棄した人は相当多いでしょう。
にもかかわらず「七割でまぁまぁ」て。一体どういう基準で算出してるんでしょうか?
皆が皆医学部目指してるわけではないんですが・・・
少々現実からかけ離れているような気がしてなりません。
大学入試問題特集!
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今号は新学期、新受験生向けの特集ですが、恒例の東大、京大をはじめとした2010年度入学試験も特集されていますし、日本数学オリンピックの問題についても掲載されています。
いつもながらに解答は鮮やかで洗練されています。この解答ができるような考え方を身に付けることが、受験生にとっての勉強になるのでしょうね。
大学入試問題は、何故かノスタルジーを感じつつ手を出してしまいますが、このように複数大学の問題を一覧できるのは貴重な機会だと思いますし、日本数学オリンピックの問題を取り上げているのも、ハイエンドの受験生達には有益なことだと思います。
来月の大学入試問題も楽しみにしています。