仕事でミスをした。明日はボスから大目玉だ。がっくりして下宿にたどり着く。
窓から見える木の枝に、ムクドリが止まっている。着替えている間、ずっと動かない。
カーテン越しだけど、ムクドリの視線が、しっかりこっちを見ている。
「あれ、もしかして、今日のミスは大丈夫かも知れない」と思えた。
川井先生が鳥や虫は、ご先祖のスピリットが応援に来ている的なことを書いておられたから、アタシはそう信じた。
朝イチ、ボスに思いっきり謝った！「大したことじゃない。このまま最後まで続けてくださいよ」と、逆に励まされた。目が潤んじゃった！
川井先生！ムクドリちゃん！アリガトウ！！

タイトルは『呪いの予言』ですが読んだ限りの内容としては
密教での厄除け、災難除け、風水、昔ながらの迷信や言い伝えによる開運法です。

特に目新しい事柄はなくて盛り塩とかトイレや水場、お風呂での邪気払いなど。
巷の風水本ならどれでも書いてあるようなことばかりです。

公衆トイレの邪気払いはトイレの四隅に用を足す前と後に塩をまくとありますが
そんな余裕ないし…それにお掃除のお仕事の方にも迷惑がかかるし、
あまり感心できないと思いました。

今作は題名負けの感は否めません。
次作に期待します。