懐かしい
★★★★★
う〜む。ワタシ曳地康小学生のころから、この Newton という雑誌が好きで、毎月、稲城市立第三文化センターってところにある(まだあるのかなぁ)図書館に毎月行っては、来月号を予約して、予約していた今月号をゲットして帰るという生活をしてました。ビックバンとかクォークとか、好きだったなぁ。巻末にある竹内さんのコメントも欠かさず読んでました。あのころは自分曳地康は物理学者になると信じてたのに、それが今では・・・文系に・・・
今、思い返してみると、あの雑誌って、当時では他に類を見ないほどデザインセンスの優れた雑誌だったような気がします。あのころは純粋に科学に対する興味だけで読み続けていたつもりだったけど、そんな部分も多分に子供心を惹きつけていたのではないか、なぁんて今考えると思います。久しぶりに読みたいなぁ。
100ページ近くにも及ぶ地球特集が面白い!!!
★★★★☆
メインは地球特集。
子供が読んでも、かなり分かり易く、
かつ科学的に説明されているのが良い。
地球は、奇跡的な偶然の連続で存在している事や、
内部の知られざる仕組み、素朴な疑問など、
2010年現在での暫定的な考えとして中立に述べられているのが良い。
ただし欲を言えば、
350号らしい豪華さが少し弱いのが惜しいです。
その他のページはいつもの構成で、
なにかメモリアルな要素まで期待している自分がいました。
地球特集だけで満足できない自分は贅沢なのかもしれませんが、
記念号の満足度としては、もう一歩でした。
「地球」の奇跡
★★★★★
350号記念。特集は「地球」。10ページ目から97ページ目までの大特集になっています。Newtonらしい、わかりやすい美しい絵と、圧倒的な迫力の写真とともに、いろいろな側面から地球について解説しています。
太陽からの距離や軌道や自転の周期が、地球の特徴をつくっていること。プレートや海や酸素の存在によって生まれる多様な表情や生命を育むメカニズム。オゾン層や磁場の重要な役割。満潮や干潮。他の惑星との違い。ドレイクの方程式を現代流にアレンジして計算しなおした高度文明の存在確率の計算結果などもあります。Q&Aコーナーもあります。
ニュース関連で個人的に興味を持ったのは、海藻に含まれる食物繊維を消化する腸内細菌を持っているのは日本人だけらしいという調査結果。AIMという脂肪細胞に直接作用して脂肪を燃やすタンパク質の話や、DNAロボットなどのニュースも紹介されています。「身近な?の化学」は、台所などでよく見かける生命力の強いあの虫が取り上げられています。