初代“グリース”のメンバーが卒業した1961年のライデル高校に、マイケル（マックスウェル・コールフィールド）が転校してきた。そこで彼は“ピンクレディーズ”のステファニー（ミシェル・ファイファー）に夢中になり、彼女好みの男となるべく、神出鬼没の黒覆面ライダーとなって、彼女の危機を救うようになるが……。
   前作から2年後という設定で、キャストも一新。まったく新たな構想でお届けする青春ミュージカル映画で、前作の振付師パトリシア・バーチが初監督。明るく無邪気なダンス・シーンの数々にいやみなく、全体的にほのぼのとした気分でゆったり観ていられる作品。また、特筆すべきはミシェル・ファイファーの初主演映画ということで、歌って踊る彼女の若々しい姿は、魅力的。（的田也寸志）