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Partridge Family: Complete First Season [DVD] [Import]

価格: ¥1,641
カテゴリ: DVD
ブランド: Sony Pictures
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   『サウンド・オブ・ミュージック』のトラップ・ファミリーと同様に、1970年に登場した『人気家族パートリッジ』のパートリッジ・ファミリーはベルベットの服がよく似合い、体中から健全さをあふれさせていた。今見ればキッチュすれすれかと思いきや――どっこい、確かに当時の世の中を色濃く反映した連続コメディなのだが、不思議な新鮮さと魅力を感じさせるのだ。この文句なしの好印象の一端は、キャストから来ている。シャーリー・ジョーンズ(『The Music Man』)は、ミニ・スカート姿が魅力的な一方で、誰もが憧れるクールなママでもある。ティーン・アイドルとなったデビッド・キャシディは意外にも役者として安定株だ(もうひとりのティーン・アイドル、ボビー・シャーマンの演技がぎこちないだけに、いっそうキャシディのカリスマが引き立つ)。そして、ダニー・ボナデュースが子役スターとして出世できた理由は、可愛らしさではなく、絶妙な“間”のおかしさにあったのだと納得させられる。登場人物たちが直面したトラブル――思い上がり、ライバル意識、グルーピー(!)――の多くは、番組の人気が出たことで出演者たちが実際に体験したものなのだが、その事実によって番組の評価が下がるわけではない。
   確かに、どうしようもなくバカバカしいエピソードもある。たとえば、ダニーがギャングのボスの愛人に株式相場について教えてあげたところ、ボスはダニーがわずか10歳だと知らずに嫉妬する、といったような。しかし、大部分のエピソードで描かれるのは、ありふれたショー・ビジネスの苦労話か、さもなくば、母親のデートに子どもたちがどう対処するかとか、ティーンエイジャーのローリー(後に『L.A.ロー』のレギュラーとなるスーザン・デイ)がギブスを着けた自分をどんなに醜いと感じるかといった、てらいのない家族の問題だ。このシンプルさが、古典的なボードビル調の笑いと相まって、結果的にまったく色あせることのない面白さを感じさせるのだろう。さらに、ゲスト・スターが多彩で、レイ・ボルジャー(『オズの魔法使』のかかし役で有名)や若かりし頃のリチャード・プライヤーのほか、『チャーリーズ・エンジェル』のファラ・フォーセットとジャクリーン・スミス、『スター・ウォーズ』以前のマーク・ハミルなど、ブレイク待機中だった面々も登場。この第1シーズンのコレクションにはボーナスCDが付いており、パートリッジ・ファミリーのメンバー4人が実際にリリースしたラジオ・ヒット・チューンを聴くことができる。そのサウンドは、モンキーズとママス & パパスを融合させたような、砂糖のように甘いポップだ(ニール・セダカらブリル・ビルディング系のソングライターが多数クリエイトに参加)。パートリッジ・ファミリーが乗るバスのモンドリアン風ペイントに子ども時代の記憶を呼び覚まされるという人は、このボックス・セットで懐かしさを満喫できるはず。(Bret Fetzer, Amazon.com)