今回の思考術特集は、「超実践」という言葉どおり、例題100問を掲載し、読みながら、SWOT分析とかロジカルシンキングとかのノウハウを習得できるという実践的な内容になっている。

今までも、アソシエではこういう特集は組まれていたが、とにかく、質、量ともに優れた内容だと思う。これをちゃんと読んでたら、一週間はかかりそうなので、さわりをちょっと読んだだけだけど、入門編では基礎的な概念を、中級編では、定番のフレームワークを使った演習を、そして実践編では、単に理論だけではなく、実際の問題解決ではどのような点が重要なのかをコンサルタントが指導している。
これは侮れない。マジでちゃんと読もう。

また付録がいい。定番のフレームワークが印刷された小型のノートが付いている。常に持ち歩いて使ってみたい付録だ。

その他の記事でも、「ヒットメーカーの発想術」という特集が面白い。23日に公開されるインセプションっていう映画とコラボで、アイデアの話を、秋本康氏とか佐藤可士和氏といったヒットメーカーとして有名どころをそろえている。また、渡辺謙や監督のクリストファー・ノーランまで登場させてる。なかなか面白い企画だ。

それと地味なところでは、山形浩生の新連載「肉食系教養講座」もいい。フェルディナント・ヤマグチっていう人と、一冊の本を題材に対談している。毎号、楽しみになりそうだ。初回ってことで、ちょっと様子見って感じで、山形氏の割には大人し目。次号以降に期待。